2011年01月14日

小説「親鸞」 激動篇13

 ゲドインの行列がどのくらいの長さで、どういった面々が行列しているのか描写がないのでとぎれとぎれでしかものが見えない。

 今回『聖者の行進13』の冒頭でいいことが書かれている。『魚、獣を殺すことだけが殺生でない、草花を切るのも殺生」と。
 この指摘は、本来その通りのはず、仏教の大本はそうだと私は多く菓子から思っていたのだが、日本の仏教はどこでどう変わったのか、動物だけを殺生の対象にしてしまっている。
 「いただきます」の食事前の言葉は、『あなたのお命いただきます』の短縮形。動物に限らず、農作物にも命があり、その命を食べさせてもらうことで生き延びるから感謝ということなのだけど。
 それが、仏教の法事のときには(最近あまりしないが)精進料理と称するものを食べるが、そこには動物淡白が全くなく、農作物だけで作られているが、これでは農作物には命がないということになってしまうのだ。

 どこかで、狂った日本の仏教。

 この冒頭の言葉とそれに続く話で、「あの者たちは皆、そなたたちの行を背負って苦しんでくれている・・・」と、まるでキリストが世の中の罪を背負って磔になったと同じような顔とを。
 実際、この先五木氏がどう書くかわからないけど、親鸞のいいたいこととキリストの言いたいことは結構類似点があるのだけど。特に女性解放に関しては。。。。
 (親鸞は、妻帯した。実はキリストも妻がいた、マグダナのマリアがその人といわれている。(ダ・ヴィンチコードの受け売りではありません)

 白覆面の男の言葉に『仏』が出てくるけど、この先の親鸞のいう「現世往生」とは意味が違うだろうなぁ。。

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