化石の戯言

　午後5時半ころ、庭に水やりをしていたら一人の男が玄関に。『耐震診断を』と言い出した。身分証明をするわけでもなく、ましてや会社の名前も言わない、さらにはどこの委託できているかも言わない。これは、不審者といわれてもしょうがないでしょう。

　耐震診断は、役所の補助があって無料でするところが多いが、結局は下手をすると業者がらみで膨大な回収費を取られかねない。私の場合には、建築士の免許をもっているので、こんな診断を受ける必要はないのでこうした不審な業者が周辺をうろついているだけで被害をこうむる人がなければいいと案じている。

　耐震診断は、出来ることならば知り合いの建築士や建築業者にしてもらうのがまずは安心でしょう。決して診断させても、安易に改修工事には乗らないことです。改修の必要があるといわれても、いくつかの業者に相談をしましょう。工事の見積もり出かけを取られることは少ないと思うので。

　今回私と話をした勧誘の男は、建築士でもなかったし、建築のことが分かっている人間でもなく、どう見ても不審な勧誘である。
　
　追い返す方法は、『親類に建築士がいる』『知り合いに建築業者がいる』で済むと思います。それでも食い下がるようでしたら、１１０番してやってください。迷惑行為ですから。