2011年11月14日

大河ドラマ『江』 第44回 江戸城騒乱

 前回の中で家康(北大路欣哉)の本陣の場所が「摂津・枚岡」と表示された件について、訂正はあったそうだが、なんとそれは土曜日の再放送であって、本編の中での訂正はなかった。つまりは再放送を見ない限りその訂正個所を知ることができないのだ。この件に関しては、歴史上の重要な部分でもあるので、NHKに対して、本日苦情のメールを送っておいた。どのような回答が来るのか??

 さて、今回44階の話。(日本シリーズのおかげで、この回も録画で見ることになった。)

 大坂夏の陣で大阪城は炎上し、淀(宮沢りえ)、秀頼親子は自害した。これによって戦国の戦に明け暮れた時代が終了することになった。そして、伏見城で秀頼(向井理)は「武家諸法度」を発令した。これは戦をするのではなく、大名に地元をきちんと納めろという考えに基づくものだ。

 しかし、江(上野樹里)としては、姉と甥を殺されたということで悲しみの中で複雑な気持ちでいる。江戸に初=常高院(水沢あさみ)に伴われて江戸に戻った千姫は、秀頼殺害を命じたのは秀忠と聞き、父を許すことはできないと怒る。

 秀忠は、伏見から駿府で家康に挨拶をした後で、江戸にもどる。
 そして、江に相気持ちの整理ができないでいる江に、『誰も犠牲にしないでおさめることは絵空事。これが最後だ、血を流すことは最後だ。子や孫が誰も殺すことはないのだ」と言い含める。

 一方成長過程にある竹千代=後の家光は、乳母の福=後の春日局(富田靖子)の教育のもとにあるが、いかんせんなよってしている。ドラマの冒頭で、竹千代は夏の陣の勝利を祝って騒いでいたが、江にたしなめられる。しかし、それを『戦国の倣い』という福に平手打ちを食わせる。
 竹千代は、一人部屋の中で、唇に紅をさす。これを母。江に見られてしまう。

 なよっとした竹千代にはいろいろ批判があり、世継ぎになれないのではと心配する福は、駿府に出向き家康に『竹千代様を世継ぎにすると命じてほしい』というのだが、家康は『もう隠居した、実験は秀忠にある』と逃げる。


 **
 後2回しかこのドラマは残っていないのだが、どのように最後を収めるのか知らないが、なんか徳川のイメージが壊されているようで。今まで持ってきた、秀忠、家光のイメージが違ったものにされてしまった。
 ただ、春日局がいつまでも衣装がかなりみすぼらしくて気になる。家光のかまっけはどこから出てきたのだろう。何かそれらしい文献でも残っているのだろうか?
 女の中で育った男の子は、下手をするとかまっ気を持つことになる。これは自分が男というイメージを持たないで育つからだが、まぁ物心ついて男であることに気付くととんでもない方向の男になることもある。それなりに、ほどほどに男の環境も与えてやらないといかんのだが、春日局はそれをしなかったのいうのだろうか?
 いろいろ疑問の残るこの大河ドラマだ。
 

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この記事へのコメント
何か反応ありましたか?
Posted by うみ at 2011年11月15日 22:51
何の反応もないですね。
困っているのかも。
あのままホオッカムリするのかも。
NHKもどうしようもないのかな?
金取ってるんだから、いい加減なことしないでほしいんだよな。 
 って思います。
Posted by 生田生田 at 2011年11月15日 22:58
 

  
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