2012年02月19日

運命の人 第6話

 弓成(本木雅弘)と三木昭子(真木よう子)の国家公務員法違反容疑の裁判が始まった。弓成側は、正当な取材活動として、政府が密約を隠ぺいしていること自体が問題であるとの論点に立っているが、実は弓成が相手とするの国家権力だけではなく、漏えい書類は情実によるものという立場を取り始めた昭子とも戦わねばなら中区なったのだ。
 マスコミは当初は国家権力の隠ぺいを問題とした記事が多かったが、弓成と昭子の男女関係が公になったことから、国家への批判よりも取材姿勢の問題で弓成に攻撃の矢が向けられることになってしまった。多分に、国家権力が隠れ蓑を用意したという感じになってきているのだが。

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 男女二人が被告として立った時、いやそれだけではなく複数の人間が同じ事件で被告となった時に、弁護士は担当した被告の利益を追求するために、他の犯人の責任うんぬんを問い始める。この事例もそういうことにしている。源氏にはどうだったのかは分からないが。それにしても男女の仲を表に出すと男が大体は不利になる。よくあることだが、清廉潔白な男を追い落とすには女を使うのが一番手っ取り早いといわれている。
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 弓成は、記事をかくことができなくなっている。書かせてもらえないのである。新聞記者として、さらには激動の社会情勢の中で記事が書けないということは、敗北感、屈辱だろうと思う。
 一方で、週刊誌が三木の秋おこの夫(原田泰造)を取材したりしているが、そんな取材は見解なく弓成と昭子の男女関係をかき続けている。これは弓成の妻・由里子(松たか子)には屈辱の何物でもないだろう。

 明子の担当弁護士・坂本(吹越満)の事務所で、昭子と坂本の妻・千恵子の話。ここで妻は昭子が弓なりを好きだと断定するが、昭子は『争っている人間を好きなわけはない』と、対決の気持ちを表現している。

 弓成は、昭子の元上司;安西(石橋凌)の自宅に謝罪に行く。そこで言われたことは『本当に沖縄の人を思ってしたことか』と問われる。
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 さて、弓成は本当に沖縄の人を思ってしたのだろうか?記者の沖が、貴社だけではなくカメラマンなどもこれに含まれるのだが、本当に誰かのためにと思っているのは限らているのではないかと私がうがった見方をしている。スクープを取ることで自分の利益を追求するという姿勢が付きまとっているから。
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 読日の山部(大森南朋)が弓成の自宅に来た。由里子に『大した女房だ』と持ち上げたり、佐橋総理の動きを話したり、そして昭子には真実を話させるように嗾けたり。。。。ここには、ライバル社のライバル記者としての計算はないのだろうか?
 人を人とも思わない記者連中がうらの計算なくして、本当に心から友達としてふるまうというのか?私は、学友という立場の人間からだけでもどれだけ裏切られたことか。親友と思っていた人間から、いざとなると逃げていくことをどれだけやられたことか。それが仕事上のライバルとなれば余計に信じること難しさはとにかくたくさん体験している。

 昭子は週刊誌を見て、弓成との情事を思い起こし、生地を破いて燃やしている。一方では由美子が弓成に『何があっても支える』といっているが、周囲からの冷たい視線には耐えることができなくなっている。その由里子を残して弓成は夜行で九州の実家へと旅立った。

 坂本の事務所に隠れていた昭子は、取材に来た週刊誌記者・松中(眞島秀和)が帰りのエレベータに乗るところに飛びん込んだ。
 **さて、本心を語るのですか?語っても裁判は変わらないのでは?裁判は、被告人の意思に関係なく動いていく。弁護士という利益追求の権化みたいなものが、動かしている。これも勝負に勝って利益を値固めに。


 さて、残り15分くらいあるが、今回もここで書くのを止めて、じっくり見ることに。

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