2012年04月18日

37歳で医者に・・ 第2回 あとがき

 ドラマは、草薙演じる紺野医師の内部でいわれる暴走になる。

 担当医でもないのに患者の病名を想定している。話の所見から担当医とは違った診断なのだが、患者自体が担当医に話をしていない、というよりも隠している。これは、患者としては最低なのだが、それは医師としても恥になることである。
 結果的に患者は腹部動脈瘤で緊急手術を行いことになるのだが、担当医は帰宅した後。たまたま紺野が行き合わせたのが、これがまたあとで問題になる。担当医以外が手を出したから。。

 とりあえず命は取り留めたものの、それに対する紺野のしたことが功績ではなく迷惑行為になってしまっている。そしてそれは院内の問題にもなる。まぁ、いまどきこういうタイプの医師は大病院の中では珍しいだろうなぁ。。。
 翌日の紺野と担当医の瑞希(水川あさみ)に『私が悪いといいたい?』と聞かれて、紺野は『チャンと向き合っていればわかる』と諭す。このあとで、入院費の支払いに困るという患者のために紺野は医療費免除の手続きを調べて持っていくが、すでに瑞希が届けていた。多少なりとも彼女が変わったということなのだろう。この手続きなどに関しては、医師のすることではないという意見もあるが、本当に患者の命を預かるのなら、い旅費をある程度緩和できる体制を整えてやる必要も出てくるが、医師ができないのであれば事務方を差し向けるくらいのは医療を最低医師はすべきだろう。

 斎藤工演じる医師が紺野にクレームを付けたが、同僚が「初診で触診をしたか?。していれば動脈灸は分かったはずだ』といわれているが、実際に触診もなにもしないのも時にはいるな。腹痛はなにも内臓疾患だけではないということか。。。(覚えておこう)

 最後の方で、紺野は自分の名前を覚えてもらおうとばかりに名刺を配り始めるが、教授回診に向かう教授とのすれ違いで、「名刺は患者に渡すものではない」と言い切られてしまう。


  いずれにしてもこのドラマ。私が最初に期待していたものとは内容がかなり異なっている。なんとなく違和感を感じる医師を草薙が演じているのも、こうした違和感を逆に感じさせるためのキャスティングだったのかもしれない。
 いろいろ医療ドラマはあったが、医療ミスを取り扱うものは多いが、こうした病院のうらや医師の傲慢さを皮肉ではなくストレートに表現するドラマも珍しいかもしれない。

 予告では、次回は患者の死を体験すらしいが・・・・

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