2013年07月21日

涙の郡上八幡

 NHKテレビの「新日本風土記」で”郡上八幡”をやっていた。再放送なのはわかっている、昨年だったかに見ているから。それでも”郡上”と聞くと見てしまう私です。

 郡上といっても私は八幡の出身でもないし、住民でもない。ただ子供頃今は郡上市に合併した”和良”に毎年行っていた。
 わたは当時は村だった、いや、合併までも村だった。一番の過疎地といわれる村だったのだが。。その村で小学校の2年まで毎年夏休みを過ごしていたのだ。思い出せば、いじめにあったり、助けられたりといろいろ。自然の中で、蛍を見、近所のお兄さんに蜂の子を食べさせられたり。。。。

 テレビで、郡上八幡の子供たちが”がっこう橋”から飛び込むを見ていて、つい涙を流してしまった。なぜ涙が?もっとも涙のもとは飛び込みだけではないのだが、飛び込みは私も似たようなことを経験しているから。私は水に入るのが苦手なのだが、それでも小さいときはそれなりに水に入った。
 近所のお兄さんやらお姉さんが結構親切にしてくれて、泳ぎに行ったときも面倒を持てもらったのだが、その彼ら、彼女らがしていたことに岩の上から飛び込むというのがあった。今思えば大した高さではないが、その岩の横がちょっと深いところになっていて、少しだけ飛び込みを味わうことができたのだ。

 この川、じつは”日本一のアユ”で有名な”和良川”なんです。この上流から流れて、和良の真ん中を流れて現在の下呂市の阻止ので馬瀬川と合流し、飛騨金山で飛騨川となってそしてず~~~と下って木曽川と合流する、そんな清流の上流の方です。
 今は、護岸工事のためにあまり泳ぐ場所の無くなってしまっているようで、子供たちの泳ぐ姿は見られなかったなぁ。。(おととしの話)もっとも、子供があんまりいないから、子供自体を見ることも少ないけどね。

 飛び込みで涙、というよりももっと涙の原因があったのだ。
 郡上八幡といえばお盆の徹夜踊り。今では観光化されてしまっているけど、昔はそんな雰囲気なかったんではないかなぁ。でも、子供のころ、お盆の時にはわらのあちこちで夜になると踊りの輪があったと記憶している。その中に私の祖父の姿が。あまり派手なことをせずひっそりと暮らしていた祖父だがなぜか盆踊りの踊りの輪の中の姿が目に焼き付いている。
 
 テレビの徹夜踊りの様子を見て、その中に祖父を見たような感じで、思わず涙があふれてきた。その祖父が亡くなってもう30数年。その祖父の年に、だんだん近づいていく私です。

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