2016年10月12日

仏さんに惚れ込んで。。。12 興福寺国宝館 沙羯羅像

 興福寺の国宝館には本当にたくさんの国宝の仏像がある。どれもこれも力作で、どれに惚れ込んでもしょうがないとも思えるのだが、その中でもいくつか私の好みの仏像がある。今回は八部衆の一つ沙羯羅像について書くことに。

 興福寺国宝館でいちばんの人気は、言わずと知れた阿修羅像だが、これも八部衆の中の一つ。確かにあの三面六臂のあの凛々しい顔は、だれもが惚れるだけの要素を持っているとは思う。私の場合は、その阿修羅を差し置いて他の八部衆が好きということは、どうにも私の反体制の気持ちが出ているのかもしれない。
 反体制といえば、野球で言えば巨人、ドフトバンクが嫌い、相撲では昔大鵬の時代には柏戸が好きだったし、仏さんの世界では立体曼荼羅のど真ん中に入り大日如来が嫌いで阿弥陀さん大好きなんよなぁ。。。
 その流れからかもしれないが、阿修羅よりも沙羯羅(さから)の方が好きなんだよねぇ。

 興福寺は結構な回数いっている。何せ大阪に住んでいる時は、近鉄電車で奈良まで行けば、ちょいと東に移動すると興福寺なんだからね。豆まきなんかも行ったことあるんだよなぁ。。
 最初に訪れたのは、小学校の修学旅行。雨の中、JR(当時の国鉄)関西線で奈良駅まで行き、そこから歩いて猿沢池まで一直線。そして猿沢池から五重の塔に上がる階段のところで記念撮影をした。もう60年も前の話なのに今でもしっかりと覚えている。
 しかし、奈良の記憶はそれだけ。興福寺で何見たのか、東大寺で何見たのかさっぱり覚えていない。代わりに猿沢池の階段の上の右側に女の子が埋められたところがあるけど、そこで先生がとくと話をしてくれたことは今でもあたまにのこっている。なんで????

 ということで、記憶にあるのはやはり大学の木美術研究(古美研)の時。しかし、その時に印象に残ったのは、阿修羅でも沙羯羅でもなく違うものなんだよなぁ。これはいすれ書くことにします。
 そのあと興福寺は何度も言っているにもかかわらず、なせか国宝館(昔は違う建物に収蔵されていたともう)には行っていない。理由は全くわからない。ひょっとしたら、写真を撮ることができないからなのかもしれない。大阪在住の時は、重いカメラと三脚持って行ってたからなぁ。
 沙羯羅に惹かれることになったのは、一昨年だった北円堂だか南円堂だかの修復ご開帳の折についでに立ち寄ったのだ。昔と違って綺麗になた国宝館に足を踏み入れ昔とは仏像の配置も変わったなぁなんて思いながらメインの展示室に入った。そこには阿修羅をど真ん中にした八部衆があった。向かって右から左に見ていく。まだ阿修羅まではいかない。秘湯ひとつ見て行き、アァ結構可愛いイ顔した仏像だなぁと思ったものだ。(写真はネットのものを拝借)
 そして、その中でもいちばん可愛いと思った小笠からなのだ。どうして、多くの人が阿修羅を好むのだろう?と不思議でならないのだ。

 可愛い顔が好き。沙羯羅の顔は少年だよねえ。確かにこの顔好きだよ、でも現実の世界で美少年が好きなんて趣味は持ち合わせていないので、誤解しないでください。可愛い孫は大好きですが・・・・うわぁ
 この沙羯羅もできればもう一度は見ておきたい像の一つですが、さて見にいくかなぁ???
 

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