2016年10月21日

仏さんに惚れ込んで。。。18 広隆寺 弥勒菩薩

 広隆寺の弥勒菩薩といえば、いらない人がいないくらいに有名で、何せ国宝指定第1号ということになってるよなぁ。
 広隆寺は訪れたのは1度、ひょっとしたら2度かも。大学の古美研(古美術研究旅行)で広隆寺に行ったという記憶が全く残っていない。なので行ったかどうかもわからないくらいだ。古い写真のネガを引っ張り出して探せばわかるかも知れないけど、そこまでして書くことでもあるまい。

 2回目に行ったのは、20数年前かな?息子が京都の某大学に行っていた時だったかと思う。白梅町から電車に乗って帷子ノ辻で乗り換えて太秦広隆寺まで行った。そして停留所のすぐ前(北側)に広隆寺があった。(あの門の前の道って三条通りなんですねぇ、知ってました?)
 境内は広かったなぁ。。。ただただだだっ広く思っただけ。建物の記憶は全くない、あちこちぶらついて、八角堂みたいなのがあったのはなんとなく記憶しているけど、他はなぁ。。
 まぁ、広隆寺に来るのはお目当は一つでしょうね。弥勒さんですよね。

 霊宝館にあったと思う。霊宝館の中はたくさんの仏像があったよ。拝観者の多くが弥勒菩薩の前にたむろ。そんなに見たいんかいな。。。
 実は、私はこの弥勒菩薩に魅力を感じない人なのです。なぜ国宝になったのか?重要文化財程度でも構わない、それが国宝第1号とは。。。このシリーズの最初にかいたように、私は生まれて初めて仏さんに惚れたのは中宮寺の”半跏思惟像”で、この仏さんは今でこそ”半跏思惟像”って呼んでいるけど、昔は”弥勒菩薩”って行ってたよ。こちらも国宝だけど、指定番号は23番で、なんでこんなに番号が違うの?国宝指定日は同じ1951/06/09なんですよ。。ということは、ただ単純に番号をつけるときに違ったということのようですが、おそらく誰かの好みで広隆寺が先になったんでしょうね。。。
 そんなことはともかく、とにかく同じ弥勒(半跏思惟像)ならやっぱり中宮寺だわなぁ。。でも、これはあくまでもCMなみに個人の感想です。

 弥勒菩薩(中宮寺は如意輪観音らしいが)は、仏教の世界でシャカがなくなって仏法が途絶えたところで、苦しむ衆生を救うために現れる菩薩で、悟り開いたので弥勒如来とも名乗っている。な¥まぁなあ外こと衆生を救うためにお考えになっているので、それが”思惟”。その考える姿が、椅子に座って右足を組んでいるというこれは”半跏”。
 半跏思惟像はたくさんあるねぇ。。今年(2016年)は韓国の半跏思惟像と並んだりして話題兄もなった。

 そんな国宝なんですが、私はなぜか苦手なんです。たぶんに反主流派の私ですから、意地でも国宝第1号には気が向かないのかも知れない。
 で、霊宝館に入ってたくさんの仏像を見たのですが、今はどうなっているかわからないけど、
私の記憶の中にある霊宝館の仏像の配置では、弥勒を見ている立ち位置で背中側にある大きな仏像に私はミリョクを感じたのだ。記憶では阿弥陀如来だったかと思うのだが結構大きかったなぁ。。。その当時は、まだ阿弥陀大好きではなかったので、記憶にとどめるのが薄いのかも知れない。

 広隆寺においでになり霊宝館に起きになったら、是非一度弥勒菩薩の反対側に目を向けて見てください。私の行っているのが間違ってなければ、私の好みが理解できるかと思います。

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