2007年09月16日

山寺薬師3 06旅の記録 第2日 6

 第2日 上越市内を走り回る  その6
        地滑り資料館 と 人柱供養堂

 ペットボトルをいただいたお礼をいって、先に山を下りることにした。
 登ってくるときは怖さを感じなかったが、下りはなんとなく気持ち悪いなぁ。スピードを出さないでゆっくりと降りていく。途中に『地すべり資料館』がある、昨日読んだ新聞に、今日から何かをすると書いてあったように思うので、そこに立ち寄った。
 
 このあたりは大変なところのようだ。大きな地すべりで多くの人が死んだりしている。川をせき止められ地形が換わったということも書いてあった。しかし、今日は何か行事をしている割には誰もいない。資料館の中に係員もいない。なんとまぁのんびりというかいい加減というか、無用心というか・・・。

 ここは地滑りが多かったのだろう。山のたたりを恐れた人々が、人柱を立てた。その人柱として犠牲になった人を供養するための神社、祠が設けてある。しかし・・・・・ 理由はわからないが、しっくりと来ないのだ。なぜだろう?
 



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 人柱の話は、あちこちでいろいろ聞いたが、記憶に残っていない。同じ人を埋めるにしてても、違った話しが記憶に強く残っている。小学校の修学旅行でならに行ったとき、猿沢の池から興福寺ニアが得る階段で、雨の中、引率の先生が「鹿を誤って殺したっ少女が階段の横に埋められている」と離してくれた。なぜか、この話は50年以上たった今でも覚えている。
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 親鸞の行き着くところには、こうした不遇な環境を見ることが多いのではないか。本を読むにつけそうしたことは書かれていない。直江津・居多ヶ浜の上陸の場は今では水の心配はないように思われるのだが、昔はどうだったのだろう。
 五智国分寺は、今は海岸だが、昔の本当の国分寺は海の中とか。(違う説もある) 国分寺と親鸞の間にはかなりな年代の隔たりがある。このあたりの歴史が残るのは室町時代以降なのだ。その前の記録はまったく文書としては残っていない。

 一昨年も新潟では大地震があった。この冬は大雪だった。この地は地震が多いところでもある。日本海で地震があれば津波がある。そして魚津で見たように、またそれと同じように日本海側には多くの海面下に埋没した森林が多くある。
 この辺りは、地形の変化は、かなりひどいところなのではないだろうか。その地形の変化は、人の死を伴うことも多い。今は静かな上越の平野は、関川の氾濫はなかったのだろうか。

 『虐げられたところの親鸞』 そんなことg\場が頭をよぎった。


 誰もいない駐車場に停めた車に戻った。のんびりしたところだ。

 山を下りていく。結構くだりがきつい。登るときに思った以上にきつい。時間はもう12時を回った。


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