2007年09月17日

えしんの里 06旅の記録 第2日 7

 第2日 上越市内を走り回る  その7
        えしんの里 = 親鸞の奥さん恵信尼公の廟所


 山を下り、平たいところにきた。最初の信号で左折。地図も見ないでいいのかなぁ。。大丈夫だよ。方向はわかっている、こちらに行けば旧・新井市(現・妙高市)に行く、つまり恵信尼さんのお墓のほうに行くのだ。昨年来たときはここは工事中だったのだ。なんやらきれいになってしまうようだったが。

 道は間違っていなかった。、目印になる、発電所の手前で右折。すぐに目的のところへたどり着いた。
 昨年工事中だったところをぐるっと回る。きれいなものが完成している。広い駐車場。昔は、きたないところで、汚いお堂みたいなのがあって、親鸞さんの旅姿の像があって、そして 蜘蛛の巣が張った五輪塔があった。

 そんな昔の面影はまったくない。とにかくきれいなガラス張りの建物と広い駐車場が目の前にある。車を駐車場(遠いところに停めてしまった。誰もいないから正面に止めればよかったのだが) に入れて、正面入り口に回る。中も広い。こんな広いものがいるのだろうか?

 受付がある。賢そうな女性が。応対してくれた。
 いろいろいわれを聞く。これは上越市などを含む第三セクター『えしんの里』だそうな。本願寺の施設かと思ったのだが、そうではなかった。本願寺は五輪塔をお守りしているだけだそうな。

 女性に示された宝物の部屋。なんやら危険物があるように見える扉で、一瞬入るのを躊躇した。が、入れというので入ってみた。 
 レプリカだが、これだけの文化財のしかも本物と見まがうレプリカに接して驚いた。親鸞の自筆の消息など。本物を見る機会が少ないだけに、ありがたかった。(いずれ、津の専修寺に本物を見に行かなければ)
 
 その五輪塔は、この建物からかなりあるく。かなりといってもたいしたことはないが。それでも100メーター以上あくるんじゃないか。建物を出て五輪塔に向かう。この建物の周りには池を模したように水が張ってある。そこにはおたまじゃくしがいっぱいいる。まだ足は出ていない。しかし、いずれカエルになるんだろうが。カエルになったら、さぞかしうるさいことだろう。

 五輪塔 昨年も見たが、なんとも味気ない。きれいにするのはいいが。本来の趣がないだろうが。昔は、背景に妙高の山があっただのぞ。今は、背景はコンクリートの塀だろうが。向きまで変えることはないだろうに。本願寺のすることは、本当に理解に苦しむ。

現在の恵信尼さんの五輪塔。後ろは西。



2003年に撮影した五輪塔 後ろは南で妙高方面


 それに、誰もこないからといって、テントなど作業を途中でおっぽり出しておくなよ。私のように、訪れる人間に気持ちも考えてくれ。そんな、いやな思いを残して『えしんの里』の建物に戻る。


***********
前回  次回

この記事へのトラックバックURL

 

  
2015大津・京都の旅
1泊2日のドライブ旅行
2015北海道・道東の旅
1週間870kmのドライブ旅行
大学OB会と
50年ぶりの鎌倉
OB会の後に鎌倉と横浜に行ってきました
15年年頭 広島宿泊の旅
鞆の浦、竹原、宮島に行きました
14年秋 京都宿泊の旅
久しぶりに新幹線に乗りましたが・・・
13年秋 京都ドライブ旅
京都の紅葉の名所・毘沙門堂に行きました
12年秋 室生寺ドライブ旅
すてきな観音様と再会です
室生寺五重塔
12年秋 京都ドライブ旅
1年ぶりの京都です
三千院
10年秋 平泉ドライブ旅
4泊5日 2000キロの一人旅です
平泉・わんこそば
   
10年夏 室生寺 日帰り旅
素晴らしい観音さんに出会いました
室生寺・五重塔
10年初夏 宇治・長岡 日帰り旅
09年11月26日久しぶりに黄檗山満福寺・六地蔵・法界寺谷寺・長岡天神
布袋さん
09年秋京都 日帰り旅
09年11月26日久しぶりに 紅葉がきれいな京都
南禅寺の紅葉
08年秋京都 日帰り旅
08年11月25日貧乏・一人・日帰り旅の記録です。
鳳凰堂を望む
観光シーズン 京都の歩き方
京都市・地下鉄 東西線沿線
09年浅草と川越
浅草観音
07年信州の旅
上田城内
アクセスカウンタ
プロフィール
生田
生田
 トップの写真は、我が家の庭で、鳥達につつかれ実もなくなり枯れ果てた柿の枝です。人生も同じで、仕事仕事で突き回されてここまで来て、落ち着いたら、だんだん枯れていくんだという思いです。  
オーナーへメッセージ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。 解除は→こちら
現在の読者数 24人
QRコード
QRCODE