2007年09月28日

越後・信濃の国境 06旅の記録 3日目 3

 第3日 北国街道・19号を走る  その3
    上越から妙高高原 3  越後・信濃の国境

 昔走ったときよりも、商店や飲食店といった建物が多いのではないか。10年という歳月の間にオリンピックもあり、住環境が変わったということなのだろうが、思い描いていた道路環境は違っていることを思い知らされた。

 しばらく走っていると(記憶にある十八号線は)、なんとなくまっすぐ走るのに抵抗を感じるところに来た。家並みが途切れたからか見通しが利いているのだが、なんとなく旧国道は左のほうではないかと思った。道路はまっすぐ走るのが自然という雰囲気なのだが、何か違う。とは思ったものの左に入るところを過ぎてしまったのだが、またすぐ左に行くことができるT字交差点がある。そこで左折。左折してすぐ交差点がある。なんとこの交差点をまっすぐ行くと妙高高原駅に行くのだ。

 妙高高原駅は、駅名から高いところにあるように思うのだが、国道から見るとずいぶん低いところを走っている。かなり昔、夏の終わりに電車で来たこと思い出した。駅で降りて、ペンション群のあるところ、赤倉のゴルフ場の近くだったと思うが、タクシーでずいぶん登ったように思う。

 その記憶からこのまま直進するとかなり下に下りてしまう。本来の北国街道はそんな下なのかもしれないが、旧18号を走るにはこの交差点を右折するのだ。
 (記憶は間違っていなかったことが後でわかる。この近くの現18号線は10年前にはなかったところだ。)

 信号交差点を右折し道なりに進んでいくと、道は少し下りになる。そして古い町並みの間を通り抜ける。中学校の横を通り、小学校があると書かれていたとように思うが、それを過ぎてしばらくいくと左手に何か記念館があるようなことが書かれているが、予備知識を持たないので何なのかわからないまま通過していく。昔走ったときの記憶もこのあたりはない。

 細い道、これが昔の国道なのだから不思議な気もするが、このみちがひだりに急カーブし、正面に橋がある。その端の向こうには信越線の高架(ガード)が見える。橋の名は『一之橋』、川の名前は『関川』と書かれている。



 ここは、越後と信濃を分ける国境、だから関所があり、関所のある川ということで「関川というのだろう。そしてそれを示すように、橋の左手に『道の歴史館』と書かれた看板があり、その下にはかなり広い駐車場がある。
 以前通ったときにはこんなものなかったと思うのだが、見過ごしたのだろうか?いや、そのときは一人旅ではないので、相方が見つけていてもおかしくはない。
まあ、とにかくなんなのかを車を止めてみることにした。車は駐車場ではなく旧国道です。だって、ほかに車なんて通ってないもんな。

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