2018年05月25日

浄土寺に行って思い出したこと

 先日車飛ばして兵庫県小野市の極楽山浄土寺に行ってきた。
 この話は

で、阿弥陀三尊の印象を書いている。また、その旅行記を目下書きつつあるところ。

 この浄土寺の阿弥陀三尊は、須弥壇の上で雲に乗って、阿弥陀如来は施無畏印、来迎印と来迎そのものの表現をしている。平安末期から鎌倉時代にかけての末法思想の中での快慶の作なので、よくあるスタイルではある。
 この”来迎”という形を見ていて、つい先だってテレビで見たアニメ”かぐや姫物語”の最後のシーンを思い出したのだ。
 かぐや姫って、子供の頃の童話やら竹取物語のあらすじで”天(月)に帰っていく”とおしえられ、聞いていて、それを信じていたんだけど。このアニメでは最後は阿弥陀如来が観音・勢至の2菩薩の他に楽隊まで引き連れて賑やかにお迎えに来ている。これは末法思想全盛のときに描かられた来迎図をそのままアニメにしたってところなんだよなぁ。
 まぁ月=浄土なんですねぇ。。。。
 
 竹取物語には、その来迎が書かれているのか?ネットで色々探したが竹取物語の原文には来迎とは書かれていないように思う。となれば、来迎は”かぐや姫物語”の監督・高畑勲の考案創作ということなのだろうか?竹取物語自体の成立は”平安初期”と言われているけど、その次代ならばまだ末法思想は全盛ではないので、”来迎”は書かないだろうなぁと思うんだが。

 あにめでは、かぐや姫をもとも月の住人とし、月=浄土(極楽)と考えているようだ。私の知る限りでは、浄土は"西方”にあるもので天・月にあるものではない。まぁ作り物なのでどうでもいいことだけど、このアニメの対象年齢がどのくらいのところを狙っているのか?まぁその対象を絞らないにしても、月=浄土というマワ浄土教のおしえと違うことが見た人たちの中にあ残ってしまわないかぁ? 杞憂であることを祈って。

アニメの来迎シーンを載せたかったけど、多分に著作権に抵触すると思い諦めた

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