2018年10月12日

”悟り”って・・・ その6 親鸞 その1

 前回の”悟り”って・・・ その5”の最後に、「次回は親鸞について書こうか」と書いている。その親鸞について思うことを書くことにしようと。

 実は、親鸞に関しては、もう20年近く前から”親鸞は何を言おうとしていたのか?”ということで本を漁っていろんな知識を得、それを自分なりに整理してみようと数年かけて考えていた。そのために”親鸞の追っかけ”と称して、親鸞の歩いた道をできる範囲でたどってみたりもしている。
 一番最初に訪れたのが、京都山科区の法界寺だ。この寺は、親鸞が生まれたところと言われているので、どんなところだろうかと5月の雨上がりの日にでかけた。また新潟の上越市(親鸞が流されたところ)やら、栃木県の高田専修寺にも言っている。この話はまた別に。
 
 なぜ、そんなことを始めたのか?それは、始める切っ掛けになった年の数年前から、親類縁者の葬儀やら法事やらが重なり、演者の殆どが本願寺系の檀家でああったことで、法要のたびに”正信偈”なるものを唱和する。何度も聞いていると時折理解できる単語が耳に入ってくるようになる。まぁ”門前の小僧経を覚える”に近いかもしれない。
 そしてある時、何故か”げんくう”という単語が耳に入ってきた。ん??と思い、手元に回されている正信偈の冊子の漢字を追っかけてみた。そこには"源空”とかかれていたのだ。ご存じない方のために、源空は浄土宗の開祖法然の僧名である。(法然は坊名)死者の法要の際になぜ法然さんが出てこなければいけないのかが不思議だった。
 つまり、それまで正信偈を仏教経典と思っていたし、漢文で書かれたものをそのまま読むだけで意味なんて考えてもいなかった。そこに源空が出てきて、なんだ???ということになり、正信偈ってなんだ?から始まって、親鸞のことを調べ始めた。

 実は、子供の頃。いくつくらいだったか確たる記憶はないけど、どこかのおばあちゃんが私に向かって”おみゃぁさん親鸞さんみたぁだね”って言ったんです。なぜそんなこと言ったのかは全くわからない。子供の頃に親鸞たる単語すら頭になかったし。しかし、何故かそのお言われたことが気になって、それが75歳になる今でも気になっている。
 そんなこと持ったことから、親鸞につてい調べてみるかってことになった。

 どれだけの書籍を読んだかな?多くは断捨離の関係で処分してしまっているけどね。小説あり、論説あり、経典あり。いろんなものから親鸞像を描きたかったのだが、私の求める資料は出てこなかった。
 正信偈も漢文はわかんないから和訳の方を読んだりしたし、浄土三部経も和訳を読んだ。しかし、歎異抄だけは読み始めて少し経ってから読むのをやめた。理由はいたって単純で、親鸞の書いたものではない、それに親鸞が残したものの中に出てこないものが書き並んでいると判断したから。
 これらの書籍を読んで知ったのが「親鸞三夢記」で、この中に”女犯偈”なる物が出てくる。で、そこでその女犯げをなぜ親鸞が残したのか?ということがあ大きな疑問の一つとなってきた。

 この女犯偈をかんがえると、これこそが親鸞の考えの根本かもしれないと思うようになった。今もそう思っている。一種の親鸞の悟りと思うんだけど。
 
 書き始めると、これまたつらつら長くなるので、読んでもらえそうないので、細切れにして、またシリーズにするかな?読んでももらえなくてもいいけど、ただ親鸞についてこういう事を考えた人間いたということだけを残そうと思う。

 またいずれ気が向いたら書きます。

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