2008年01月04日

京都の思い出 新京極界隈

 とにかく私が生まれてはじめて京都に行ったのは、小学校の修学旅行であろう。冬至の名古屋の小学校の修学旅行の行き先は、奈良と京都が当たり前の時代であった。
 初日の奈良は雨にたたられ、雨の中を奈良駅から、猿沢の池、興福寺の階段で記念写真を撮って、東大寺で大仏さんを見て。。。その後の記憶が消えている。たぶん、また奈良駅まで歩いて戻って国鉄で京都に行ったのだろうと思う。
 
 その京都での夜だと記憶しているのだが、東山三条辺りの旅館から、集団(先生引率の元)で三条通りを西進して、新京極通りを南下して四条まで行ったように記憶している。
 今の新京極通りとは違って、若者の町としてのキンキラキンというイメージはなかったように思う、ただ、なんとなく大須の万松寺辺りの雰囲気と似て、それに暗かったように思う。今では新京極は若者の町、修学旅行生が、三々五々固まって歩いていたりもする。当時は、そんなものではなかった。
 
 京極というのは、京都の端を意味する言葉だそうだが、昔の京都の東の端は、平安京の端なら東大路と思っていたが、どうも東京極通りというのがあって、それが今の寺町通りということらしい。と言うことは新京極の一本西になるので、東京極通りの外の京極ということで『新京極』というらしい。
  新京極は、その後何度となく訪れてはいるが、若者のように遊びを目的とするのではなく、大学時代に見つけた扇屋で扇を求めたりするために行くくらいだった。

 新京極通りは、三条通りで突き当たりになっている。明治になってから無理やり作った通りのようで、三条通りの北にはお寺さんがいっぱいあったのかもしれない。地図を辿るとわかるが、ずっと北の方の寺の南には京都の繁華街の中でありながら、広い立派な墓地が存在するのだ。

 寺町は、もともとあったのではなく、秀吉の都市計画の賜物で、多くの寺が集められたというところなのだろう。現在でもこの筋の東西には寺が多いのは確かだが、三条と四条の間の寺町筋は商店街であって、その中にお寺さんがひっそりとあるという感じがする。しかし、その商店街自体の持ち主がお寺さんということもありうる。
 **名古屋の万松寺商店街、その近辺は今でもかなり残っているが、多くは万松寺の持ち物であると聞く。**

 大学のときに友人たちと訪れたときに、寺町筋を北進して、現在の本能寺へ案内してもらっている。そして、そこに織田信長、森蘭丸なんて、名前が刻まれていとおもう墓所を見た。(今思うと本物かいなという疑問はある。前記した墓地は、これの南、路地を入ったところにある。)

 寺町筋は、三条通りの北と南ではイメージが違うと思う。南は新京極の類似のイメージがあるが、北はどことなく生活に繋がる商店街で、観光としてのイメージが薄れる。
 この三条通り北の寺町通りに、銀座にもある『鳩居堂』がある。やはり、いい物を販売されている。またその北には何軒かの古本屋さんも存在する。
 
**
新京極通・商店街 公式HP
 http://www.shinkyogoku.or.jp/index.html
京都 寺町京極商店街 公式HP
 http://www.kyoto-teramachi.or.jp/index.html

 この商店街の名前を見ると、京極と新京極が区別されていますね。

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