2006年12月17日
公共の予算金額は・・ (その1)
今年は、談合、しかも官製談合の話が多かった。これは、たまたま自治体の首長が逮捕されることが続いたからに過ぎないように思う。元は、もっと根の深いところに原因があるのではとさえ思っている。
この先書くことは、工事価格を例に挙げているが、ナニモ価格は工事に限らない。物品納入。委託業務も同じことなのを頭において。
談合でいつも報道される数字に、落札率といううのがある。予定価格と落札=実際に請ける工事価格との割合を言うのだが、報道もこの工事予定価格の決まる過程を書いたり話したりすることはなかったのではないか。少なくとも私はそれらを読んだり聞いた入りした経験はない。
公共の工事の価格、値段はどうやって決まるのだろうか?
工事が完成するまでには、いろんなことをしなければならない。
1:企画を作る。 道路ならどこを通すか、どんな道路にする火など
これには、国土計画、都市計画が絡む、そこへ、住民やら企業やら政治化が複雑に絡む
2:企画に基づいて、調査をする
この調査に対して、予算が必要となる。このために、予算算定を行うが、ここにも、いろいろ問題がありそう。というのは、ここの入札があるわけだから。
ここの予算を決めるのはどうやってするのか疑問がある。
工事の場合は、ボーリング調査、測量調査度、これらの人件費など単価は誰が決める?
3:調査に基づいて、基本設計をする
これが、予算を決める基になる。ここでの設計をどこがするのか大きいものは入札となるが、この段階の設計は、建設コンサルタントといわれるところが実際の設計を行う。これの入札にかかわる金額の単価は誰が決める?
***
建設コンサルタントは、完全独立系もあるが
多くが、メーカー、工事会社などの出資子会社である。
***
この基本設計に基づいて、予算算定のための数量を計算する。つまり、道路なら、山を削ったり、土を盛ったりするする数量。橋や建築物なら、コンクリートや鉄骨、鉄筋がどれだけいるか、こうした数量を計算する。
この算出された数量に、『単価表』というものに記載されている金額をかけ、算出された金額を合計し、それに諸経費などを加えて予算金額(案)が決まる。
問題になるのは、この数量と単価表なのである。数量は、設計図さえあれば、おそらくそんなに差はなく算出できるし、設計がなくても算出された数量表があればいい。それに基づいて、単価をかければ工事金額の大筋は計算できる。
工事設計図、仕様は、入札の際には計算に必要なので、公開される。これkらから算出した数量に、それぞれの請け負う業者の単価を入れることになるのだが、ここに役所の単価票を入れたらどうなるかは、一目瞭然でしょう。
さて、この単価表とは何か。どこにあるのか。誰が持っているのか。
数年前に、東海地方の某県の工事単価表が、行方不明になったことがある。この単価表さえ手に入れれば、工事予算は、設計図の入手で簡単に計算できることになるから、どこかの誰かが盗んだのだろう。もしくは、やってはいけないことだが、秘密裏に貸し出したのか・・・
と、このように大筋の流れで工事の予算金額が決まっていくのだが。
**この続きは、いずれ第2弾で**
この先書くことは、工事価格を例に挙げているが、ナニモ価格は工事に限らない。物品納入。委託業務も同じことなのを頭において。
談合でいつも報道される数字に、落札率といううのがある。予定価格と落札=実際に請ける工事価格との割合を言うのだが、報道もこの工事予定価格の決まる過程を書いたり話したりすることはなかったのではないか。少なくとも私はそれらを読んだり聞いた入りした経験はない。
公共の工事の価格、値段はどうやって決まるのだろうか?
工事が完成するまでには、いろんなことをしなければならない。
1:企画を作る。 道路ならどこを通すか、どんな道路にする火など
これには、国土計画、都市計画が絡む、そこへ、住民やら企業やら政治化が複雑に絡む
2:企画に基づいて、調査をする
この調査に対して、予算が必要となる。このために、予算算定を行うが、ここにも、いろいろ問題がありそう。というのは、ここの入札があるわけだから。
ここの予算を決めるのはどうやってするのか疑問がある。
工事の場合は、ボーリング調査、測量調査度、これらの人件費など単価は誰が決める?
3:調査に基づいて、基本設計をする
これが、予算を決める基になる。ここでの設計をどこがするのか大きいものは入札となるが、この段階の設計は、建設コンサルタントといわれるところが実際の設計を行う。これの入札にかかわる金額の単価は誰が決める?
***
建設コンサルタントは、完全独立系もあるが
多くが、メーカー、工事会社などの出資子会社である。
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この基本設計に基づいて、予算算定のための数量を計算する。つまり、道路なら、山を削ったり、土を盛ったりするする数量。橋や建築物なら、コンクリートや鉄骨、鉄筋がどれだけいるか、こうした数量を計算する。
この算出された数量に、『単価表』というものに記載されている金額をかけ、算出された金額を合計し、それに諸経費などを加えて予算金額(案)が決まる。
問題になるのは、この数量と単価表なのである。数量は、設計図さえあれば、おそらくそんなに差はなく算出できるし、設計がなくても算出された数量表があればいい。それに基づいて、単価をかければ工事金額の大筋は計算できる。
工事設計図、仕様は、入札の際には計算に必要なので、公開される。これkらから算出した数量に、それぞれの請け負う業者の単価を入れることになるのだが、ここに役所の単価票を入れたらどうなるかは、一目瞭然でしょう。
さて、この単価表とは何か。どこにあるのか。誰が持っているのか。
数年前に、東海地方の某県の工事単価表が、行方不明になったことがある。この単価表さえ手に入れれば、工事予算は、設計図の入手で簡単に計算できることになるから、どこかの誰かが盗んだのだろう。もしくは、やってはいけないことだが、秘密裏に貸し出したのか・・・
と、このように大筋の流れで工事の予算金額が決まっていくのだが。
**この続きは、いずれ第2弾で**