化石の戯言

　浅草を後にして、地下鉄で上野駅に移動。
　東京の５年も住んでいながら、なぜか西郷さんの銅像を見ることがなかった。上野公園には、いつも北口というのか、公園口からJR（当時はJNR=国鉄）の乗降をしていた。あの改札を通ると西郷さんの前には行かないのだ。だからといって、行かなかったのはどうしてだったのか？自分でも分からない。

　今回は、地下鉄を降りて改札で公園に行くための出口を聞いた。教えてもらったのは「真っ直ぐ行って左に折れる」だった。言われたとおりに改札を出て真っ直ぐに道なりに行った。坂道（これ浅草に行くときに下りた坂だよ）を上って地上に。ここで左に行くと思っているから左に行くために信号を渡った。ん？渡って気がついた。違うよ、左に行くのではなくて、坂を上ったら真っ直ぐ行かないといけないではないかぁ・・・・
　しょうがないので、元にも戻る。

　公園は階段を上って先にあるらしい。左手には、廃業したレストランがある。確かこの後ろが、京成電車の始発駅の上野ではなかったか？

　この階段の名物（TVで見て知っていた）似顔絵描きのおじさんたち（失礼、画家たち。）

　階段を上ったが　ん？西郷さんはどこにいる？案内板なんて無いよ。有名だから無くてもいいのか？これじゃぁｍお上りさん困るよなぁ。（現実に困っている私）　通りすがりの若者に聞いた。右に折れる階段を上がれと。もう、上り下りが激しいなぁ。疲れる。このあついのに。

　階段を上りきったら、上で何かイベントをしている。西郷さんなんか見えないよ。と、そのイベントの中に入り込んだら、西郷さんがいたぁ。。。。。

　なんだ？なんだ？　浴衣じゃぁないじゃん。正装の紋付きの西郷さん。こんなの見たくないよ。わんこも見えないし。こんなイベント勘弁してくれ。
　何してたかって？　刀振り回して、アブねぇったららりゃしない。

　早々に、その会場を抜け出して、一路「国立科学博物館」に向かって歩いていく。この博物館は学生時代に来たことあるよ、一度だけ。
　と、目的の地に向かっているものの、今まできたことがないだけに見るものみんなめずらしい。少し歩いたら右に石碑がある、刻まれているのは彰義隊の慰霊碑ようだ。

　今は平和なものよね。子供たちがここで遊んでいた。

　そして、また少し北に行った左に「寛永寺」がある。たぶん裏手になるのだろう。何となく寂しい。人通りが多いにもかかわらず。


　「上野の鐘が…」の鐘楼はどこにあるのか？しかし、あんまり興味があるわけではないので探しもしなかったが。
　ここは、江戸時代、その末の頃が一番有名かな？しかし、幕府関連の話にはよく出てくる寺だが。
　とにかく、あまり興味なし。