2010年08月10日

8月のドラマ と 戦争

 毎年8月になると戦争に関係するドラマが多くなる。

 終戦記念日、つまり戦争に負けたと昭和天皇が宣言した敗戦の日という一つの区切りのような記念日だからと言うことなのだろう。しかし、多くのドラマが戦争の中でもがき苦しんだ国民の姿を描きはしているけど、そこにはなぜ戦争をしなければならなかったのか、何のために線をウをしたのかは謳われることが少ない。
 私は67歳になった。終戦の日8月15日は2歳という年令で迎えた。どこでどのように迎えタカ派の記憶はない、しかしその前に防空壕に入った記憶がかすかに残っている。まだ2歳になる前だけど、よほど怖かったのかもしれない。その防空壕の暗く世狭くて湿ってという環境がトラウマになって、今は暗所恐怖症、閉所恐怖症でもある。
 そんな記憶しか残っていないが、おそらく渡し前後の人の記憶でも戦争そのものの記憶は少ないだろう。だから、戦争をかっこいいものと捉える人も結構いる。特に政治家で同じくらいの年令の人にそんな感じが多い。どこyらの元幹事長は一つ年上だが、彼は戦争が好きみたいだから、戦争の悲惨さなんて知らないのかもしれない。
 戦争のものの悲惨さは知らなくてもその後の食料事情の悲惨さ、とにかく生きて行くのにかなりしんどい思いをした記憶位は都会で終戦を迎えたごく普通の人なら持ていると思う。しかし、米や食料の生産をしていた人は結構羽振りがよくなってしんどい思いの記憶は少ないかもしれない。
 
 私は、肉親を戦争でなくしている。そのことが私自身の人生を大きく左右したことは確か。だから、戦争というものの悲惨さなんて言う直接のものではなくても、戦争という人の殺し合いをすることにとにかくアレルギー反応を持っている。
 戦争の悲惨な体験をしたドラマを見ても、大変恐縮だけど、死んでしまった人に比べると幸せに見えてしょうがないのだ。死んでしまった人は悲惨な気持ちはないかもしれない。死んでしまえば何も思うことはないだろうから。しかし、死んでしまえばそれで終りで、若くして何の非もないのに死ななくてはならないというのは最高に悲惨だと私は思っているいる。そして、その死んだ人が残した家族もまた悲惨なのだ。生きていれば、そこまでの悲惨さはないかなぁと思うけど、立場が違う塗装は思わない人もいるかもしれない。

 ドラマをするなら、戦争等言うものは絶対にしては行けないということをどこかで主張してほしいのだ。“悲惨な状況を映し出せば反戦”というのでは物足りないのだ。

 もっとも、こうした戦争に関するドラマをどれだけの人が見るかということでもあるだろうが、いっそのこと全テレビ局などが示し合わせて、ある時間帯は全て戦争に関する、特に反戦を掲げるドラマにするくらいになってほしいと思う。

 戦争は絶対にしては行けないこと。戦争が好きなやつは、その人間たちだけで、自費で武器を作り、人が誰もいない砂漠のど真ん中で、そいつらだけで戦えばいいのだ。一般市民、国民を巻き添えにしないでもらいたいものだ。
 
 戦争の好きな政治家諸君。君たちは戦場に幾気はないだろう。戦争をするなら、自分で戦場に行け。そうした気持ちを絶対に忘れんでほしい。

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