2010年11月06日

10年秋の平泉への旅 24 平泉・中尊寺その9

  さて、これで中尊寺は終わることになるのだが、まだ一つ残っていた。来るときにスルーしている『弁慶の墓』だ。
 弁慶の墓は、中尊寺の外、信号交差点の横にある。ここへ行くには、月見坂を最後まで下らねばならない、いや行かなくても最後まで下らねばならないのだが、かなり急だよ。出口に近いところは補助用のロープが張られているくらいだから。行くときにも書いたけど、あと数年たってたら、私はこの坂登れたかなぁ?私と同年代かそれ以上の人が、恐る恐るロープ伝いに降りている。(私もロープ使いました。カメラ持っているのでひっくり返るわけにはいかないからね、と言い訳)

 さて降り切って、車の渋滞している交差点を渡って、小さい公園みたいなところに行く。ここが弁慶の墓だそうです。
 (この時間には、車での観光客がかなり増えて駐車場に入れなくて渋滞です。こういう有名なところはできるだけ朝早く参拝しましょう)


 どういう謂われでお墓ができたのか知らないけど、原型の墓があって義経の墓というのがこの近くに無いんだよね。弁慶が対応城している間に主君は逃げおおせたというのだろうか?
 確かに義経は逃げてエゾ=北海道に、はたまた蒙古に行ってジンギスカンになったなんて伝説があるから殺してしまって、墓を作るわけにはいかないのかもなぁ。

 


 これで中尊寺に関して、見たいところは全部見たという気持ちになっている。本当かどうかなんて確かめもしないで。
 この先もう一度来るとしたら永遠にないかもしれないのに。。。。

(これを書きながら地図を見ていて、バスの駐車場の近くに蓮池があるらしい。この季節ではハスの花は難しいだろうが、最盛期ならば行ってみる価値のあるところらしい。最盛期は7月~8月とのことです。)


 弁慶の墓を見て駐車場に戻る。ちょっと疲れたからどこかでお茶でも飲もうかと思ったが、なんだかこうした観光地の駐車場近くの飲食店は入るのをためらうんだよなぁ。心のこもったもてなしなんて期待できないことが多いから。
 そんな思いで駐車場に来て、ふと左を見ると『木芸館』と書かれた店がある。平泉で『木芸』とは何だろうと入ってみた。2階にあるのだが、木の材料がたくさん雑然と並んでいる。お店の中にはだれもいない。ワンちゃんがいるだけ。入ってみると御主人と思しき方が出てこられた。
 作品は、このご主人の作だとのこと。いろんなものを作られている。仏像、能面を始めとにかくいろんな形態ものがを。私の趣味の木彫りのこともあるので、いろいろ質問してみた。気軽に応えていただいたのには頭が下がる。
 この方は、目下この中尊寺でお店をする傍ら、木工教室をしたりされているのだが、過去には長いこと富山県の井波町で修業なさってきたとのこと。へぇ?私は、この先名古屋に戻る道で井波町に立ち寄る予定なのだけど。(ここでの話は井波町で話題にできた)
 こうした出会いは全く期待したものではなかったけど、なんとなく中尊寺で出会った何体かの阿弥陀さんの導きだと思わねば…

 さて、長いこと歩いていろいろ見てきた、駐車場に車を止めてからもう2時間20分だ。一つの寺でこれだけ時間をかけることは、あまりない。それだけ広かったということかなぁ。

 さて、車を駐車場から出して、毛越寺に移動します。


**
毛越寺という単語が出始めるけど、私のこのPCはWindowsXPProの標準のIMEを使用している。この『毛越寺』という単語の返還で感じ登録されていない。私のIpod Touchでは簡単に変換してくれるというのに。情けないPCだと思う。

 

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