2007年10月03日
信濃町と一茶旧宅 06旅の記録 3日目 8
第3日 北国街道・19号を走る その8
上越から長野 信濃町・小林一茶旧宅地図はこちら
テーブルについたところで注文をとりにきた。メニューにならぶ品名はどこでも同じようなものだ、普段名古屋でおろしそばを食べるので、そのイメージそのままで注文をした。
私が座ったのは、山の見える窓側。あぁ、残念。空気が湿っている、曇っているというのではなく、もやがかかっていると見えるのだが、標高の低いところから見たら雲なのかもしれない。どちらにしても、黒姫やら、妙高やらの山々を目にすることができない。
最初に注文したのだが、ご常連の人には早くテーブルにそばが出ている。そいうかぁ。皆さんザルだ。そんなこと思っているとおろしそばが出た。ん?ん?あらぁ!ちがうよぉ。いつも食べるのとは違うのだ。コーンが入っているのだ。聞いたら、この店ではこれが『おろしそば』とのこと。なれない店では、まずは聞いてからが無難なようだが、今回はもう遅い。
とりあえず、コーンを横に追いやって味見をする。冷たくておいしいよ。これなら、ザルを頼んでいたら後悔はしていなかっただろう。という私は、頼んだのが間違いという後悔をしている。
食べながらメニューに「こおりそば」あるので、なんだろうと思って、聞いてみた。冬に凍らせ、そして乾燥させたものだとか。ツユに入れて戻して食するものという。面白そうなので買って帰った。(帰って食べた感想。かなり特殊です。ごく当たり前のそばの味とはいえません。)
食べ終えて、18号線に戻った。工事は昼休みかな。
店を出て18号線の交差点、このあたりが18号線の一番標高の高いところだろうか。ここからくだりになる。思い起こす印象としては、一部の平坦に近いところを除いて、街中でも急激に下っているように思える。
工事中の道を通って、さっきUターンした物産店の駐車場に車を入れて、小林一茶旧宅を訪ねる。以前、会津若松に行く途中でこの旧宅を訪ねている。雰囲気は変わらないな。ただ、観光客が増えている。高速道路ができて、観光客は通過してしまっているかと思ったが、その認識は違うのか。ただ、前に比べて増えたといっても、わんさと人がいるというわけではない。何組かが、固まって同じところを見ているに過ぎない。
この一茶旧宅は、俳句の興味があるか、古い建物に興味がないと面白みは感じないだろう。私は、博物館や古いものを扱っている郷土資料館というところは、独特の古いもののにおいで敬遠するので、この旧宅も中に入るのは苦手。今回は立ち寄らなかった『一茶資料館』などは、以前は入ってすぐに外に出てきてしまった。
今回は、旧宅の外から何枚かの写真を撮るだけ。ここを経由したという、まるでアリバイ証明をするための記念撮影。とはいうもののその仲に私は写っていないから、アリバイにもならないか・・・(ミステリー好きなのにこのお馬鹿、と自嘲)
旧宅の外、物産店との間に一人の男性が出している店がある。ここに水彩画を売っておいでだ。しばし、お話をしたのだが、趣味が講じてこうしたことをされているということだった。美術を志しながら、筆を折ってしまった私とは、まったく違った境遇でおいでになる。うらやましくも思えるが、いまさら私は筆をとっても、おそらく何も思う通りには描くことはできないだろう。絵筆は、毎日書いていないと思う線は描けなくなることは、よくわかっている。
毎日していなければいけないことは、絵筆だけではない。何事もしばし休むと思いがけなく、力量が落ちたり、思考がまったくついていけなくなることが多いものだが。
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テーブルについたところで注文をとりにきた。メニューにならぶ品名はどこでも同じようなものだ、普段名古屋でおろしそばを食べるので、そのイメージそのままで注文をした。
私が座ったのは、山の見える窓側。あぁ、残念。空気が湿っている、曇っているというのではなく、もやがかかっていると見えるのだが、標高の低いところから見たら雲なのかもしれない。どちらにしても、黒姫やら、妙高やらの山々を目にすることができない。
最初に注文したのだが、ご常連の人には早くテーブルにそばが出ている。そいうかぁ。皆さんザルだ。そんなこと思っているとおろしそばが出た。ん?ん?あらぁ!ちがうよぉ。いつも食べるのとは違うのだ。コーンが入っているのだ。聞いたら、この店ではこれが『おろしそば』とのこと。なれない店では、まずは聞いてからが無難なようだが、今回はもう遅い。
とりあえず、コーンを横に追いやって味見をする。冷たくておいしいよ。これなら、ザルを頼んでいたら後悔はしていなかっただろう。という私は、頼んだのが間違いという後悔をしている。
食べながらメニューに「こおりそば」あるので、なんだろうと思って、聞いてみた。冬に凍らせ、そして乾燥させたものだとか。ツユに入れて戻して食するものという。面白そうなので買って帰った。(帰って食べた感想。かなり特殊です。ごく当たり前のそばの味とはいえません。)
食べ終えて、18号線に戻った。工事は昼休みかな。
店を出て18号線の交差点、このあたりが18号線の一番標高の高いところだろうか。ここからくだりになる。思い起こす印象としては、一部の平坦に近いところを除いて、街中でも急激に下っているように思える。
工事中の道を通って、さっきUターンした物産店の駐車場に車を入れて、小林一茶旧宅を訪ねる。以前、会津若松に行く途中でこの旧宅を訪ねている。雰囲気は変わらないな。ただ、観光客が増えている。高速道路ができて、観光客は通過してしまっているかと思ったが、その認識は違うのか。ただ、前に比べて増えたといっても、わんさと人がいるというわけではない。何組かが、固まって同じところを見ているに過ぎない。
この一茶旧宅は、俳句の興味があるか、古い建物に興味がないと面白みは感じないだろう。私は、博物館や古いものを扱っている郷土資料館というところは、独特の古いもののにおいで敬遠するので、この旧宅も中に入るのは苦手。今回は立ち寄らなかった『一茶資料館』などは、以前は入ってすぐに外に出てきてしまった。
今回は、旧宅の外から何枚かの写真を撮るだけ。ここを経由したという、まるでアリバイ証明をするための記念撮影。とはいうもののその仲に私は写っていないから、アリバイにもならないか・・・(ミステリー好きなのにこのお馬鹿、と自嘲)
旧宅の外、物産店との間に一人の男性が出している店がある。ここに水彩画を売っておいでだ。しばし、お話をしたのだが、趣味が講じてこうしたことをされているということだった。美術を志しながら、筆を折ってしまった私とは、まったく違った境遇でおいでになる。うらやましくも思えるが、いまさら私は筆をとっても、おそらく何も思う通りには描くことはできないだろう。絵筆は、毎日書いていないと思う線は描けなくなることは、よくわかっている。
毎日していなければいけないことは、絵筆だけではない。何事もしばし休むと思いがけなく、力量が落ちたり、思考がまったくついていけなくなることが多いものだが。
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