2009年08月09日

官僚たちの夏 第6回 公害

 今回は公害の話。
 昭和36年。私が高校2年の時の話。まだ公害という言葉は一般的でなかったように思う。高度経済成長のさなかというより発端かな?。川は汚れ、空気も汚れ放題の時代。しかし、まだまだ、被害が隠されていた時代だと思う。

 翌年の37年に私は東京に行くのだが、まだ東京も空気がそんなひどいとは思ってもいなかった。ただ、それは工場地帯に住んでいなかったからだと思う。
 今年東京に行った際に紹介しているが、巣鴨の駅のうえ、国道17号線の山手線の跨線橋の上からは、富士山を見ることが出来た。その翌年38年には大学に入ったが、国分寺近くの大学のキャンパスからも富士山を見ることが出来た。
 
 しかし、そんな中で四日市は空気が汚れ放題になっていたようだ。実は、四日市だけではなく、名古屋市内も空気はかなり汚れていたのだ。実家の近くでは車の排気ガスのせいで、私の母親は知らないうちに肺をやられていたらしい。それから先かなり時間はあるが、呼吸器に問題が出るようになったのだ。

 東京の空気の汚れは、その後名古屋と東京を往復するたびに思い知らされるようにはなった。名古屋に帰省し、東京に戻ったとき、横浜辺りから先は何となく匂いが変わってきたように思うのだ。(その匂いは、数年後に青森駅で蒸気機関車の匂いを嗅いだときに、学生時代の東京の空気の匂いだと思った)
 これが、数年後昭和40年頃になると、新幹線で東京に向かったときに、横浜、川崎から品川にかけて通過していくときに、窓の外の空気の色が黒くなっていく変化に驚いたことがある。
 昭和36年は、まだそんな公害問題の発端だったのかもしれない。

 今回のドラマでは、次官役の船越が左遷されることになった。高級官僚といえど、イヤ逆に高級官僚だからこそそのポストが安泰とはいえないと言うことなのだろう。
 
 この8月の総選挙で多分に政権が変わるだろう。そうしたら、高級官僚たちの首のすげ替えがいくつも見られるのだろうか?これまで悪行を働いた官僚たちは、この際出て行って欲しいと思っている私です。

 官僚たちは、本来国民目線でなければならないが、私がこれまで接したことのある役人どもは国民目線なんてとんでもない、役所の目線であり、大企業に対する目線でしかなかったのだ。
 国民が健康で会ってこそ国は栄えると思うのだが。

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