2016年10月17日

観音さんのお帰り

 昨日、展覧会は終了。搬出のために出かけて、受け取って来た。
 ちょっとしたお知り合い出会って、「よくできているけど、何か賞を?」と聞かれた。「でもこの展覧会、仏像は審査対象外だったんで、賞はもらってないんです」と答えた。
 まぁ、しょうがもらえればいうことはないけど、それ以上に生きた証を残すための種ピンだから、なんていうと負け惜しみなりそう。もう一つ「仏像は美術展にはふさわしくない」という考えを聞かされたけど、これは理解しがたいなぁ。。。岡倉天心は一体何をしたのか?彼が仏像を美術品にしたのだが。。。

 そんなことはともかく、十一面観音がお帰りになりました。この10日間さみしい思いのもう1体の観音さんと久しぶりに並んで、いつもの我が家に戻りました。  
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Posted by 生田 at 09:48Comments(0)TrackBack(0)趣味の木彫り

2016年10月14日

やっと掘り終えた・・・ (再掲)

展覧会まで保留していたので、これで再掲のご開帳デスゥ


 今年は年初めから十一面観音を彫っていた。
 1月から3ヶ月かけて一体、そして6月から今日までの3ヶ月でもう一体と、二体を彫り上げた。いずれも像高は50センチです。

 何せぶきっちょな私が、硬いケヤキでの彫り物に挑戦して、苦労に苦労を重ねて、なんとか形になったかなぁ。。。。
 左の写真の右が最初に彫ったもので、左が今日完成したもの。同じイメージだけど、少し変えてみたりして。。。。
 こんな細身の十一面観音なんて見たことはないなぁ。。。と自分で思いながら。でも、これはそれなりにこの形にした理由もあり、自分自身では納得はしている。

 本当はもっとでかいのを彫りたいんだけど、何せ材料を入手するのにカネがなくて、巷で売っている角材を使って彫っている。彫刻に適しているかどうかなんて考えもしないでの挑戦は、素人の怖いもの知らずのなせる技で。
 今年は、こうしたイメージの仏像の他に、まだ他別に円空仏も何体か彫ってますが、こっちは彫り方が違って、両方を同時並行式に彫っていると、彫る手がおかしくなったりもして、苦労する。こんなことはしないほうがいいのにと思いながらだけど、彫りたいからしょうがないなぁ。。。

 この先今年はまだ4ヶ月あるけど、この先は小さいものと来年の干支のトリを掘ること予定してます。  

Posted by 生田 at 22:26Comments(0)TrackBack(0)趣味の木彫り

2016年09月15日

仏像の解体

  長年生きてきてたくさん悪いことをやった。その罪滅ぼしにならないかと、趣味で仏さんを彫っている。木彫りを趣味としたのが6年くらい前、その時は円空仏を彫ってみようと思った。それが罪滅ぼしにならないかって思ったのだけど。。。。
 何せ元来のぶきっちょな性格、指先の技。なかなか思うようの惚れず、今持って満足のいくものは彫れていないのだが、数年前に彫ったものなどは、今の私から見てもどうしようもなく出来が悪くて、そんな仏像=円空仏が数体家の中に鎮座している。この先どんどん増えていくだろう。
 ひろ家でもないのに、こんなにたくさん仏さんがいても困るんで。まぁ浄土の中にいる仏さんの中に住んでいるのならいいとしても。。。。

 ということで、一念発起、三体の円空仏を解体することにした。三体とも3年前に彫った毘沙門天、材料は近所の庭木の伐採で出たケヤキの丸太を切ったもの。未熟な私が手を出すべきでなかった材料だ。そんなもので挑戦したのだから余計に出来が悪い。笑顔の円空仏にならず、かなりきつい顔の毘沙門さんで・・・・

 可愛対する前に、3体の毘沙門さんに「ごめんなさい」と声をかけてお許しをもらったつもりで、解体を始めた。
 中で頭から割ろうとしたんだけど、硬くて。なかなか割れない、しょうがないから電動の丸鋸を持ち出して切ろうとしたけど、一度にきれずに何度も。横には切れても縦に切れないので、鉈をなんとか打ち込んだり、足りないところは大きいのみで補助して。

 2時間半格闘したけど、最後はとうとう音を上げて音を上げてしまった。でもなんとか、仏さんとは一見わからないようにはなったので、これを包んでゴミとして出すことにします。

 趣味で仏さん彫っている人たち、失敗作をどう処理してんだろうなぁ。。。  

Posted by 生田 at 13:30Comments(0)TrackBack(0)趣味の木彫り

2016年08月31日

やっと彫り終えた・・・

 今年は年初めから十一面観音を彫っていた。
 1月から3ヶ月かけて一体、そして6月から今日までの3ヶ月でもう一体と、二体を彫り上げた。いずれも像高は50センチです。

 何せぶきっちょな私が、硬いケヤキでの彫り物に挑戦して、苦労に苦労を重ねて、なんとか形になったかなぁ。。。。
 左の写真の右が最初に彫ったもので、左が今日完成したもの。同じイメージだけど、少し変えてみたりして。。。。
 こんな細身の十一面観音なんて見たことはないなぁ。。。と自分で思いながら。でも、これはそれなりにこの形にした理由もあり、自分自身では納得はしている。

 本当はもっとでかいのを彫りたいんだけど、何せ材料を入手するのにカネがなくて、巷で売っている角材を使って彫っている。彫刻に適しているかどうかなんて考えもしないでの挑戦は、素人の怖いもの知らずのなせる技で。
 今年は、こうしたイメージの仏像の他に、まだ他別に円空仏も何体か彫ってますが、こっちは彫り方が違って、両方を同時並行式に彫っていると、ホルテヶ丘スクなったりもして、苦労する。こんなことはしないほうがいいのにと思いながらだけど、彫りたいからしょうがないなぁ。。。

 この先今年はまだ4ヶ月あるけど、この先は小さいものと来年の干支のトリを掘ること予定してます。  
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Posted by 生田 at 14:31Comments(0)TrackBack(0)趣味の木彫り

2016年01月07日

今年の第1作目 鬼子母神



ここのところ
昨年の秋頃にアクセス数が一桁に旧にダウンする頃から
なんとなく書き込みをしなくなって久しい
今年も年賀を書き込んだだけでそれ以降サボっていた。
とはいえ
ブロクから消えてしまったわけでもなく
ただ
PCの前に座っても
ブロクをいじることよりも
仏像を始め彫刻の文化財のデータベースを作っているので
そちらの方に時間を取られているから。
と言ってもそれだけでは木彫りができないから
その制作も常時ということではなく
木彫りの時間を結構とっているつもりなのだが。。。

今年は
息子が現在の住んでいる所に戻っていったあくる日から
木彫りを始めた。
そして3日、時間にして7時間くらいで
一体を作り上げた
と言っても荒い作りだなぁ・・・・と
写真を見て思った

モデルは
昨年秋に行った羽島市の中観音堂にある円空作の鬼子母神
それの模刻をしたのだ
と言っても今回の制作は
この先に制作する鬼子母神の模刻のエスキース
まぁ予告編・練習です
あと2体くらい練習を彫ってから
本番に入ろうと思ってます

今回の模刻は像高は25センチ
そんなに大きいものではありません
本物はもっとうんと大きく
右の写真のように
もっとドシリと構えた女神(にょしん)像なんですが
完全な模刻というよりも
私のイメージを残したいということで
少し細めになりました
でもなぁ。。。。。
やはり鬼子母神はどっしりした方がいいみたいだなぁ
と、彫り終えてからの感想です

  

Posted by 生田 at 15:55Comments(0)TrackBack(0)趣味の木彫り

2015年10月21日

円空さんを見る 笠松町・慈眼寺

 羽島の中観音堂と薬師寺で幾つかの円空さんの本物を見た。中には私が模刻したものもあった。そして次にも濃くするものの気持ちを決める仏様にもお会いした。この近くにはたくさんの園区物があると聞いている、中には個人のお宅にもたくさんあるとか、いる飯を食べたところでも聞いたような。しかし、それはあくまでも個人の持ち物で、なかなか外に出ることはないらしい。
 もともと円空さんは、流浪の僧と言われるように、全国を歩き回っている。おそらく歩いて歩いて、どこかに宿泊する段になって、個人のお宅、そうだなぁまぁその時代の名士、庄屋さんなんかに寝泊まりして、その一宿一飯(いやもっとたくさんの寝泊まり)の御礼に仏様を掘っていたのではないか、って言われているが、私もそう想像はする。 
 昔、有名な画家の方々と車で旅行をしたことがある。そのときにあちこちのローカルな宿屋に泊まったときに彼らはいとも簡単に色紙に風景画などを書いていた。それを残したところもある。円空さんの場合は、それが絵ではなく、仏像だったのかもしれない。

 今回羽島に来た理由の一つに、羽島ではないけど、笠松町にある寺が所蔵する円空仏「毘沙門天」を見たいと思ったことだ。この毘沙門さんは、私が円空仏を掘り始め、有志の「円空仏彫刻の会」に入ってしばらくして展覧会に出品のために模刻した仏様だ。

 中々うまく彫れずに、結果的に5体くらい彫ったのだが、模刻とはいうもののウニてないものばかりになって、帰省した息子に「不気味さはよく出てるなぁ」なんて皮肉を言われたものだ。
 その毘沙門さんの本物には、一度円空店で接しているはずなのだが、どうにも記憶に残っていない、なぜ残らなかったのかはわからないがとにかく残っていない。それでなんとかもう一度本物に接したいと思ったのだ。
 左の彫り物は、2年くらい前に彫ったもので、毘沙門さなんとしては一番新しいもの。おそらく本物とはかなり違ったものに仕上がっていると思う。いつものことながら、完全な模刻をするのではなくて、円空さんの仏さんをモチーフにしてオリジナルを作ろうと思っているから。
 それは違った言い方をすると、今はやりの”パクリ”と言われるかもしれないけどねぇ。。。
 何にしても、この先また掘りたくなる題材なので、もう一度しっかりと本物にお会いしたいと思ったのだ。


 この本物のあるお寺は、羽島市ではなく、隣町の笠松町。ネットで検索しても住所はわかるものの、連絡先が見つからない。中観音堂や薬師寺で聞けばわかるかと思ったのだが、どちらでも御ご存知ないとの返事だった。「笠松町」と言ったら「遠いなぁ」と言われたくらいで、、私の頭の中にある羽島市近辺というイメージではないようで、地元は地元の見方があるのだろう。

 薬師寺を出てから、車に戻りナビに慈眼寺の住所をセットした。ちょいと細い道を北上して、左に折れて少し行くと昼飯を食べた店の前に出た。その道を左折して北に向かう。つまりは岐阜市街地を目指すことになる。
 遠いと言われていたけど、私の頭の中にはもっと近いと思っていたのだが、やはり地元の人のいうことは正確だなぁ、結構北上したなぁ。。。岐阜羽島ICから来る道と合流してもまだ北上した。もう少しいったら柳津まで行きそうだ。

 ナビが右折を指示した。それに従って右折、名鉄羽島線の踏切を越えたあたりでナビがもうじき右折だと言ったのだが。。。。ん??なかなか右折の場所を言わないのだ。このナビのねぇさん前にも同じことをした。肝心んなところでだんまりを決め込む。
 しょうがないから右に入れる細い道で右折して住宅街に入り込んだ。とにかく細い道だ、どこに寺がある????あった、近くに行ってみたが名前が違う。どこかのオタクの空き地でターンして、また星道を引き返す。ナビに示されている赤い線を頼りに。。。
 住宅地の中を右往左往、犬を連れて散歩中の男性に手rの名を言って場所を教えてもらう。

 男性の案内のおかげでなんとかとの場所にたどり着けた。

 写真が行き着いた寺「慈眼寺」です。ついて「あれ?」・・・なんか雰囲気が、誰も住んでいない寺、いわゆる無住寺の感がある。昔、今は上越市になった板倉町の親鸞の奥さんのお墓に行った時にあったお堂をもいだした。誰もいないのダァ。。。。。

 これでは、仏様見せてもらえないわななぁ。。。。。

 大きなイチョウの木下に落ちた銀杏を踏みしめ(嘘、そんなことしたら車の中大変になる)お堂を一回り。そして、意を決して諦めて車に戻った。
 残念ねぇ。。。。

  

Posted by 生田 at 08:59Comments(0)TrackBack(0)趣味の木彫り

2015年10月18日

円空さんを見る 羽島・薬師寺

 中観音堂で案内してくださった男性が「薬師寺はおいでにならないと見せてもらえないから電話してみます」とご親切に電話で確認をとってくださった。ネッットで調べたものの、どうにも連絡先がつかめなくて、中観音堂の円空資料館に行けば何とかなるだろうという軽い気持ちが、図々しくもご迷惑をかけてしまった。
 そして地図で道の説明を受けていた。産湯の井戸を見た後で車に戻って、記憶のあるうちにと車を走らせた。途中「薬師寺」という案内板がある、その案内に従って細い道を左折して北を向いた。道なりに北にムカあい、新幹線のガードをくぐってまだまっすぐ北に行く。
 家が立ち込んできて細い道になった。「細い道で、駐車場がないから」とは聞いていたのだが、それにしてもここに停めて大丈夫か???と思いつつ走っていく。
 寺が見つからない。細い道に気を取られ、ネットで見てきた寺の外観が頭から消えている。寺が見つからないのだ。。。。教えられた道を走っているのは間違いないのだが、てららしきものがみあたらない。ん??寺の屋根が住宅の奥に見えた。狭い道だが交通量が少ないことをいいことに、その寺の見えた道とのT字路に車を止めてその寺の方に行ってみた。
 お墓があって、寺尚本堂と思われるものもある、とりあえず訪ねてみようと境内に入り込んだ。ん???駐車場がないと聞いてきたが、この寺駐車場があるわぁ。。。ということは違うようだとは思ったが、とりあえず聞いてみるかと、お住いの方に行ってインタフォンを押してみた。返事がない、2回押したが返事がない。車はあるし、留守ということでもないと思うのだが。。。
 しょうがないから本堂に行ってみた。扉は開いた。でも、誰もいないみたい。声を変えても返事もない。諦めた。

 車に戻ってちょっと先に進む。おっ!円空さんの彫り物のでかいのが経っている。その奥にれてらと呼ぶにはちょっとという建物が、それでも上りなどで「薬師寺」と判断。それと、ネットでいた姿を思い出したのだ。


 中に入りました。えっ?どなたもおいでではない。電話で予約をしてもらったのだが。。。。少しのタイムラグで、ご住職なんだろうか?出てこられた。物腰のすごく柔らかい方です。

 この寺には9体の円空仏が安置されている。大きいもの小さいものイロイロ。
 うわぁ。。。模刻したものの本物がおいでになるヨォ。。。おっきいなぁ。。。やっぱり大きいと迫力違うわぁ。左の写真が私の模刻した作品です。像高は大きい方で約20センチです、だから本物(50センチ)に比べるとかなり小さいもんなぁ。。。今度大きいのを彫ってみた、なんて思ったりもするけど。でもしばらくはダメ、今度は中観音堂の「鬼子母神」を掘るんだから。。。

 イロイロご説明を受けました。そして最後に、円空仏を掘っておられる方の集合写真を見せてもらいました。中には顔を知っている方も。でも、ご説明では「結構亡くなられました」と淡々と。。。。

 さて、拝観の御礼を申して車に戻りましした。なにせ細い道の止めているので、多少広いところとはいえ、長く止めたのでは迷惑だろうと。

 この寺には、遠くからおいでの方は、新幹線の岐阜羽島から歩いてこられるとか、距離は3キロほどとかおっしゃておられたが、私のように車でと思う方もおいででしょうが、できれば大きい車は避けてあげてください。なにせ細い田舎道で、家が立て込んでいる生活道路に車を止めることになるので、配慮してあげてください。(何も考えずに行った私がいうことではないかもしれませんが)

 さて、これで羽島は終わり。もう一つ行こうと持っているのは、羽島ではなく”笠松町”にある慈眼寺。さて、ここは連絡先もネットではわからなかったところ。所在地はわかったので、ナビに放り込めばいけるだろう。。。。。

  

Posted by 生田 at 11:40Comments(0)TrackBack(0)趣味の木彫り

2015年10月17日

円空さんを見る 羽島・中観音 その3 産湯の井戸

 中観音堂を出て駐車場に来た。と、このまま車に乗るのではなくって、車を止めた前に「円空産湯の井戸」なるものがる。それを見に行こうってことで。
 
 「産湯の井戸」ねぇ。。。まぁ円空さんは、江戸時代の人やから、そんなのが残っていてもおかしくはないかもしれんが、円空さんの生まれたところは、ここ羽島と前回行った郡上市美並という説があって、確定しているわけでもないから、「産湯の井戸」はないだろうなぁ。。
 まぁね、京都では日野の法界寺の横に「親鸞上人産湯の井戸」なるものがまことしやかに存在する。最も自由に見るにはちょいと手がかかるのだが、この親鸞産湯の井戸は西本願寺系が経営する幼稚園の敷地の中。日頃は解放されていない。
 しかし、親鸞が日野で生まれたということは、ひ孫だったかが書いた書物に書いてあるくらいで、実際確定していないし、私が見たい度が750年を超えて存在すること自体が疑問なんだよな。まぁ、親鸞の誕生日と言われている頃に、観光バスで退去してやってくる信者もどきの人たちがありがたがって見るものらしい。まぁ、見たい人は一度京都の山科の日野に行ってみるといいですよ。


 井戸には先客がおいでになった。女性お二人で、お近くの人だそうですが、円空さんを見に来られたとか。でも、井戸を見たお顔は不思議そうな。。。。。私にはそう見えましたが。

 中には、組み上げ式のポンプが付いている井戸ありました。これって江戸時代にあった?まずなかったと思うヨォ。まぁいっか、信じる人は信じればいい。話のネタにはちょうどいいけどね。
 この井戸の敷地の中に、円空さんの模刻をしたものがいっぱい置かれたところがあった。なんなんだろう、人はおいでにならなかった。でもいい材料を使って彫ってあった。羨ましい限りの環境。私も、いい質の太い丸太が欲しいよ。。。

 車に戻って、中観音堂の男性に電話で予約してもらった「薬師寺」に向かいます。
  

Posted by 生田 at 10:32Comments(0)TrackBack(0)趣味の木彫り

2015年10月16日

羽島へのドライブ その2

 一宮JCを通り過ぎたが、その先は道路工事が続いている。しばらくその工事のなかを進んでいった。東海北陸自動車道の延伸にともなう工事なんだろうと思う。

 それからどのくらい走ったかなぁ。。。。左折指示が出た。もうわかっている、その左折する道路はどんどこ行くと濃尾大橋で木曽川を渡って、最終的には関ヶ原あたりで国道1号線に接続するやつだヨォ。こんな道を通るのなら最初から、22号線で来たっていうのに。。。。
 我が車のナビの姉さんは、ほんと困ったものだなぁ。。。。。

 まぁここまできたらどうしようもないので指示通りに左折して大垣方面に向かう。この道にはたくさん食べるところもあるので、昼飯にありつけるかと思っていたのだが、どうにも気にメス店が見つからない、どんどこすぎてとうとう濃尾大橋を渡ってしまった。
 久しぶりだよ、この橋渡るの。昔々、彦根の鳥人間コンテストをみ新田時に帰りに通って以来かなぁ。。。もう7〜8年くらい前になるかなぁ。。

 橋を渡って少し西に行ったところでまた左折指示。もうわかってっます。南に下って新幹線をくぐって・・・・そこまでいかないと目的地に行かないんです。本当はこの道を美並から北上したかったのになぁ。。。。。ものすごい遠回りをさせてくれたんだよ。

 この後は、「円空さんを見る 羽島・中観音 その1」に続きます。
 と、左折してまっすぐ南に走っていたら、「円空仏右」の案内板があった、その横に円空さんの彫り物も。と、そこに味噌煮込みを食べさせてくれる店があったので、通り過ぎてからUターンしてその店に入った。もう1時半だヨォ。お店は「田及久」と言ったと思う。
 店のドアを・・・ん??開かない。ガチャガチャしたら中から開けてくれた。2時閉店で、もう店じまいしようとしていたらしい。まぁ、そんでも味噌煮込み頼んで、食べました。
 おすすめとのことだったけど、山本屋やら”まこと屋”の味噌煮込みを食べた人間からはちょっと物足りないかもね。

 腹が膨れたところで車を目的の羽島・中観音堂に向ける。新幹線の下をくぐって、ちょいと先の信号交差点で右折して、細い道(ごめん、ナビがそういった)を走って目的地に。  

Posted by 生田 at 15:20Comments(0)TrackBack(0)趣味の木彫り

2015年10月16日

円空さんを見る 羽島・中観音 その2

 本物をたくさん(美並ふるさと館に比べるとかなり少ないけど)みて、それに鬼子母神という素晴らしい本物に接し、心が決まったところで、案内の男性が隣の「円空資料館」に案内してくださった。


 えっ??いっぱい本物が並んですやん。。。。。なんで?なんで?でもなぁ、他のお寺のものがいっぱいあるよ。と思ったところで、案内あの男性(写真の右上に写っている)が、「これはレプリカで、本物から型を取ってプラスチックで仕上げてあるんです。」と教えてくださった。なるほどぉ。。。。。
 本物でないので、写真は撮っていいということで何枚か撮らせてもらいました。上の写真は、5月ことだったかにも濃くしたものの本物のレプリカ、でっかいと迫力あるなぁと思ったものです。

 男性からはいろいろお話を聞けました。参考になるものが多く、拝観料300円はやすかったかも。

  左の写真は、荒子観音にある護法神のレプリカ。本物と同じだから、これでこの資料館にあるのがレプリカと証明できますね。。。

 さて、この後もう一度本堂に戻って、十一面観音、鬼子母神を拝見して、外にでました。  

Posted by 生田 at 08:22Comments(0)TrackBack(0)趣味の木彫り

2015年10月15日

羽島へのドライブ その1

 昨日は内科の診断を終えた後、車を北に向けた。行き先は羽島市の中観音堂・羽島円空資料館。前から行ってみたいと思いながらなかなか足が向かなかったところ。ここにある円空仏の模刻はしたことはない、訪れて模刻したいと思う者に出会えればという気持ちが大きい。

 車ではどの道を走るかは、ある程度前日に考えていたのだが、どうもナビのお姉さんが違う道に誘導してくれて。。。。
 内科の診断を受けたのは中村の太閤通。ここから一旦西に向かって国道302に出て、どこかから左に折れて木曽川の近くまで、木曽三川公園あたりまで行き、そこから北上することを考えていた。
 ナビに行き先をセットしているが、どうも姉さんは完全に違う道を行きたいらしく、最初は22号線へ誘導しているようで、西に向かう私に引き返す案内を繰り返していた。さづが庄内川を越えたあたりで諦めたようで国道302号経由の案内をするようになった。
 
 新大正橋は渡ったことがあるような。。。。かなり前の記憶か?その先道がかなり坂を登る、新川を渡るのにこんなに登る走ってあったか?どうも大治橋が新しくなったようだ。へぇ。。。こないと景色は変わるなぁ・・・・
 しかし、これだけ橋をかさ上げしたというのは、東海豪雨の経験からいつか土手をかさ上げしようってこと?

 302号の交差点で右折、北を向く。交通量は昼時ということかかなり少ない。年寄りマークをつけた私を馬鹿にするような走りをするのが一台左にいたが、運転する人間私より年寄りだったゾォ。
 大治北インターの交差点で左折の指示。その通り左折したのだが、どこに行くのだぁ?


 昼時なんで、走っている途中で食べどころがあったら入りたいのだが、どうにも入りたくなるものが見つからず、お腹をすかしたまま走り続けることになってしまっている。

 西にどんどん走っていたら、尾張中央道に出て、これを右折しろと姉さんが久しぶりに声を出した。言う通りに右折して北を向いたのだが、どうもこれが間違いだったようで、最終的には思った道ではないところにいってしまうのだ。
 一昨年だったか、一宮(旧尾西市)のちんどん祭りを見に行ったときに通ったところに出た。ということは、もう思っているところとは違うんだよなぁ。。。、でも、もうしょうがない、あきらめた。
 時折食べどころの集まる交差点もあったが、なんかなぁ。。。。うなぎは食いたくないし、焼肉はダメだし、と言って蕎麦なんかは見当たらないし。らーめん?いいけど、いい店が見つからない。。。。。

 てなことを思っていたら、東海北陸自動車道と名神の一宮ジャンクションを通過してしまった。ということは目的地よりもかなり北に向かっている。道を知らん姉さんだなぁ。。。(ブツブツ)
   

Posted by 生田 at 21:49Comments(0)TrackBack(0)趣味の木彫り

2015年10月15日

円空さんを見る 羽島・中観音 その1

 8月には円空さんを見るために、郡上の美並に出かけた。久々のロングドライブだったが、今回は同じ岐阜県とはいえ羽島市なのでまぁ近場といえる。
 中観音堂は、円空資料館などもあり、円空関連ではかなり有名なところ。一度は足を運ぶべきところだとは思う。前回の、美並の星宮神社あたりも円空誕生の地と言っていたが、この中観音堂のあたちも円空誕生の地を謳っている。どっちが本当なのか?まぁどっちでも、円空さんの掘り上げたものに変わりがある訳ではなし、こうした論議が好きな人にさせておけばよろしい。

 途中のドライブの話は別に書くとして、とりあえず到着後の話を。


 上の写真が、カナ観音堂と円空資料館の全景(に近い)。写真を撮った場所は駐車場で、かなり広い。休日ともなればたくさん訪れるのかもなぁ。。。この日は私の車だけ。駐車場の周りには、円空さんの模刻がずらりと並んでいる。結構でかいものばかりで、これだけの材料で彫ることができるのは羨ましい限りだなぁ。。。

 期待を胸に正面の階段を上がりました。高いところに上がるのは苦手ですが、この日はなんとか頑張って。上がりきって、観音堂の引き戸を開いて中に。正面に真っ黒の大きな十一面観音さなんが、檻の向こうに立っておられる。
 なんで檻の中?あとで係の方に教えられたこと、盗難事件が相次いでいたのでとうとうこんなことをしなければならなくなって」と残念な気持ちでおいでになりました。

 私の他誰もいないので、じっくり拝見することができました。ありがたいことですねぇ。

 十一面観音さんは私も彫っています。関市の洞戸、高賀神社のものを2体、そして室生寺の十知面観音さんを円空さん風に彫ってみたもの。この羽島・中観音の十一面観音さんとはかなり趣が違います。

 観音さんの左の方に鬼子母神がありました。多分初めて本物に接したのだと思います。正直感動しました。観音さんには申し訳ないですがこちら惚れ込んでしまいました。次に彫るものの題材が決まった瞬間です。

 係の男性は、非常に物腰柔らかく、暖かいご説明をなさってくださいました。(もっとも、最初はテープニ吹き込んだものが流されたんですが、こちらはほとんど聞いてない私です)
   

Posted by 生田 at 14:39Comments(0)TrackBack(0)趣味の木彫り

2015年08月11日

十一面観音 これ以上は今の私には



 5月から彫り始めて途中、鎌倉やホッケ移動に旅行に行ったりしたり、孫の相手をしたりしたこともあって、手をかけられる時に磨腰ずつではあるけど彫り続けてきた。
 最初は、室生寺の十一面観音さんのも国を考えていたけど、材料がそれに合わないことで、材料に合うようにと、バランスを変えたりした。それに装飾品なんてつけられないし。。。

 もう途中からは、どんな形になるのやら自分でもわからなくなっていた時もあったけど、だんだん細部を彫っていくうちにほぞみの観音さんになってきた。
 像高が29センチしかないので顔特に11面の顔は細かくは彫れなくて。。。。台座の蓮弁もうまく彫れなかったなぁ。。。。今の私の技量ではこれがせい一杯ってとこです。

 今度はもう少し大きい材料でまた十一面観音さんに挑戦します。  
タグ :趣味

Posted by 生田 at 16:47Comments(2)TrackBack(0)趣味の木彫り

2015年08月05日

1歳でも彫り物の表情がわかる?

今日は朝から訳ありで1歳の孫が来ている
いろいろ遊ばせるのに苦労しているけど
私の彫ったものを指差すので
指の先のものを渡してみる

最初は目下彫っている最中の
十一面観音をお要求した
これかと渡したらすごく嬉しそうな顔をした
それから
赤いだるま(高崎のだるま)を要求した
これも嬉しそうな顔をした
また指をさしたので
4年前に彫ったフクロウを渡した
なんと孫は固まってしまった
ではと
2年前に彫っただるまさんを渡した
これはにっこり喜んだ

固まってしまったフクロウは
実はものすごく目がきつい顔をしている
しかも耳が尖っていて
かなり険しい感じがする

子供って正直なんだなぁ
と今更ながら思わされた
  

Posted by 生田 at 17:40Comments(0)TrackBack(0)趣味の木彫り

2015年07月06日

円空・木喰展 名古屋

 今日は、目下名古屋松坂屋で開催されている「円空・木喰展」を見に行った。

 なんで、円空と木喰が一緒に展示されるのかよくわからない。時代は両人とも江戸時代だが、少々年代が違っていて相見えることはなかったと思うし、これまで見てきた写真での印象では作風も信仰(宗派)も違うように思うのだが。
 小島梯次という名古屋大学卒業の美術史家の考えなんだろうなぁ。この人は、円空学会やら木喰学会やらのトップをされていると書いたとか。でもなぁ。。。。

 円空と木喰では、かなり作風が異なると私は思っている。それに宗派の違いがどことなくあるのかも。円空は天台、木喰は真言ではないかと思う。まぁ江戸時代のこの両宗派には大きな違いはないのかもしれないが。
 
 今回の展覧会では、正直言って木喰の引き立て役に円空が回ったといった印象受けた。会場に入ると木喰仏がいっぱい。それもかなり売れっ子の像が並んでいる。彫りもしっかりとしたモアのが多く、ほとんど実物を初めて見ると言っていい私には、へぇ〜〜〜という感じだった。円空とはかなり”ノミ”の使い方にも違いがあると。円空にはほとんど見られない”丸ノミ”も使っているし。。。。
 木喰仏で興味をそそられたのが、「子安観音」の数だ。なぜ木喰はこれだけの数の子安観音を残したのだろうか?必ず謂れがあると思うのだが、これは大変に気になることだ。

 木喰さんが終わって、円空さんの作品の部屋に。ん????木喰さんに比べると扱いがぞんざい、そんな印象を受けるほどに何か円空仏の印象が悪く感じるほどの展示。作品もいろんな年代のがあるが、正直言って展示の作品は、イマイチなものが多かった。仕上げがぞんざい、ということではないのだが、木喰仏の仕上げがかなり綺麗であるのに比べて、保存状態が良くないと言われてもしょうがないように欠けていたり、仕上げも完璧ではない作品に出会った感じがする。これまで幾つかの寺などを見てきているが、こんなに仕上げが悪いことはなかったように思うのだが。。。ということで、円空仏は木喰仏の引き立て役をしてしまったといった感じは否めないなぁ。円空仏の方が好きな私には、嫌な展覧会だった。

 とはいうものの、これだけ沢山の木喰仏に接し、ちょっと木喰さんの印象が変わったかな。でも、造形的な面では私は中期から後期の円空さんの方が好きだということには変わりはないけど。
 人それぞれ好き嫌いはある、私の趣味、好みを押し付けるつもりはさらさらありません。できることならご自分の目でお確かめいただきたいと思います。(入場料1100円也です)
   

Posted by 生田 at 18:53Comments(0)TrackBack(0)趣味の木彫り
  
2015大津・京都の旅
1泊2日のドライブ旅行
2015北海道・道東の旅
1週間870kmのドライブ旅行
大学OB会と
50年ぶりの鎌倉
OB会の後に鎌倉と横浜に行ってきました
15年年頭 広島宿泊の旅
鞆の浦、竹原、宮島に行きました
14年秋 京都宿泊の旅
久しぶりに新幹線に乗りましたが・・・
13年秋 京都ドライブ旅
京都の紅葉の名所・毘沙門堂に行きました
12年秋 室生寺ドライブ旅
すてきな観音様と再会です
室生寺五重塔
12年秋 京都ドライブ旅
1年ぶりの京都です
三千院
10年秋 平泉ドライブ旅
4泊5日 2000キロの一人旅です
平泉・わんこそば
   
10年夏 室生寺 日帰り旅
素晴らしい観音さんに出会いました
室生寺・五重塔
10年初夏 宇治・長岡 日帰り旅
09年11月26日久しぶりに黄檗山満福寺・六地蔵・法界寺谷寺・長岡天神
布袋さん
09年秋京都 日帰り旅
09年11月26日久しぶりに 紅葉がきれいな京都
南禅寺の紅葉
08年秋京都 日帰り旅
08年11月25日貧乏・一人・日帰り旅の記録です。
鳳凰堂を望む
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生田
生田
 トップの写真は、我が家の庭で、鳥達につつかれ実もなくなり枯れ果てた柿の枝です。人生も同じで、仕事仕事で突き回されてここまで来て、落ち着いたら、だんだん枯れていくんだという思いです。  
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