化石の戯言

  

　子供みたいにはしゃぎまわる日ではないものの、今日は私の６８歳の誕生日。うれしくもあり、悲しくもあり。

　ここ何日か、夜早く寝て朝早く起きる状態になっている。過去には考えられなかった早寝早起きの状態は、体が鈍ってきたというかなぁ。。。。。健康的とは言われるものの、早起きの三文の徳の恩恵にもまだあずかっていないし。（でもないか、今朝はなでしこジャパンが決勝進出というニュースを早く聞けたから）

　誕生日というのは、それまで生きてきたというあかし。まぁ一里塚何だろう。しかし、その一里塚のある旅の道は、冥土いや浄土への旅の道筋で、この一里塚がどれだけあるかは、神か仏が汁の実なのかな？歩いている本人にはわからないこと。医者が『余命○○年』と言おうと、そんなものはその医者のたわごととばかりに早かったり遅かったり。
　まぁ、５０歳を超えると、それまで通過してきた一里塚の数をもう一度数えられるとかというと、かなりな数の人、いやほとんどといっていいくらいの人は数えられない。私は５５歳になった時に”はっ”と思った。「これまで生きていた分を生きることができないんだ」って。
　だから何か残しておかなくてはって、いろいろ考えたけど。世のためになることを残すことができたとはとても思えない。逆に自分自身の名を汚すことをしてしまった可能性が高い。だから、そのおかげで名を残すことができたかも。。。。。

　なんにしても、誕生日だ。浄土に一つ近くなることをお祝いしよう。