化石の戯言

　宇陀の道の駅を出て国道１６５号線を久居に向けて走り出した。久居に行って、久居から伊勢自動車道で帰ろうという算段なのだが、この時の時間まだ１２時半。このまま帰ったら名古屋の一番熱い時間に帰りついてしまいそう。それに木彫りする材料を買えないでいる。
　そこで、時間はたっぷりあるから、数年前に曽爾にススキを見に行った帰りに、松坂に抜けるときに立ち寄った美杉の道の駅には木材を売っていたことを思い出し、行ってしまおうと美杉に入る道をさがしながら国道を走った。

　名張の中心街に入り込んだが、なかなか右に折れる道が見つからない。何せ行く予定をしていなかったから、地図を持ってこなかったのだ、だから交通案内標識だけが頼りだ。
　桔梗が丘まで来たら、国道３６８号線の交差点に。ここで右折すると美杉に抜けると標識に書いてある。それに従ってただひたすら走る。
　また山の中の道に入り込んで、途中拡幅工事をしているわ、すれ違いできないような細い道なるわ、本当に国道かよと何度思わされたことか。それでも途中に木造り工房があったので、立ち寄って木材を売ってくれないかと思って車を止めたが、家を開けっ放しにして誰も中にいないんだよなぁ。。。。。
　あきらめて走ったのはいいけど、前にどうしようもない車が走っていて、左右に揺れるわ、すれ違いできないところで止めてくれるわ、スピードはかなり制限以下で走ってくれるわ。ほんと・・・
　ちょっとした直線で追い越したけど、なんか変な感じだったなぁ。。。

　どのくらいの時間を走ったのか覚えていない。多分せいぜい３０分くらいだと思う。T字の信号交差点があって、その右側が道の駅・御杖である。
　ここまで山の中に入れば木材くらい売っていないかと、さがしたら薪をたくさん売っていた。薪を使っても木彫りができるので、とりあえずこれをひと束買って、店員さんに木材売っているところないかと聞いたら、冷たく『知らないよ』って言われてしまった。材木を扱うところはあるらしいが細かいものを扱うところがないようだ。この道の駅、他に買うものがなくてねぇ。。。。。よほどこの土地の産物がないのかなぁ？

　と、目的の材料が変えないので、また美杉を目指して走ることになった。

　この先とんでもないことになるんです。。。。。。