化石の戯言

　私は日頃は映画を見ることは少ない。もっとも映画はテレビで見るくらいで。そう、テレビで放映される映画、特に外国映画は結構録画していてもう数100本になる。（いつ見るんだ？と揶揄されそうですが・・・）
　それでも時折映画館に足を運ぶ。今年は2階目で、1回目は孫と一緒に”ちはやぶる”を見た。それ以来の映画館。今回は、先日テレビで見た”超高速・参勤交代”が面白かったので、テレビの宣伝につられてその続編の”リターンズを見に行ったのだ。
　
　見た映画館は、イオン大高のイオンシネマ。家電製品を買いにくのを兼ねてね。上映開始が1時50分ということで、孫親子との昼飯の後で出かけた。1時20分頃にイオンに到着、席が取れるかと案じていたが、切符を買うときの座席指定を見て、空いているなぁと思ったものだ。
　イオンのオーナーズカードを見せたら、なんとに見ものかポップコーンをくれるというので、2人分、飲み物とポップコーンをもらった。

　開場は少し待たされた。中に入って、席に着いた。予告などがはじまても席はあんまり埋まらない。とうとう本編が始まったが、ガラガラのままだった。

　本編
　筋書きは書きません。書けば、これからご覧になる（もう映画館では上映していないかも）かたに失礼だもんなぁ。
　面白かったですよ。時折笑いました。近くにいた客はもっともっと笑ってました。深キョンが綺麗になりましたねぇ。。。。でも、相変わらずのガキ越えだったけど、それに細身になって。。。もう彼女も三十路か？少し肉がついた方が、もっと色気が出るかもなぁ。。。
　佐々木蔵之介の殿様。いい味出してますね。剣さばきも朝ドラ”オードリ”の佐々木小次郎＝幹幸太郎役のおかげか、板についていたような。いい表情した役者さんになりました。

　陣内孝則ねぇ。。。あのギョロ目は悪役に適しているのだろうねぇ。。憎々しく演じてたよ。でも、どうしてギョロ目は悪役なの？私がギョロ目だけにいつも悪役を演じているように思われているだけに気になって気になって、73になるものの未だに理由がわからない。決してギョロ目は悪い人ではないのですヨォ。

　猿回しが出て来た。でもあんまり思ったほどの訳してなかったなぁ。。。。

　さて、最大の話。
　名古屋弁がふんだんに出て来ます。関東北部の話なんだけど、ここに尾張藩が絡んでくる。その名古屋弁がどうにもどうにも。。。。。。
　終わりの殿様〜宗春が「帰ろう」という言葉を発するのだが、ここは「帰ろまい」とすくなくいうべきで、できれば「帰ろみゃぁ」といて欲しかったものだ。返す返す残念。

　それにしても、おもろいお話でした。まだ上映していたら、ぜひご覧あれ。  

　高山市まちの博物館は、高山市の運営する公共の博物館で、入場は無料なのだ。このことを知らないで裏口から入ったのだが、裏から入ってもいくつかの展示室に入ることができる。最初に入った部屋でそれに気づくべきだったのだろうが。。。

　いくつか見たのが、何せこの博物館に円空仏があるから来たのであって、円空仏のない部屋は気もそぞろで何があったかは全くと言っていいくらい覚えていない。あぁこれは私の頭がボケて来て記憶に残らなくなったことも理由の一つ、いや理由の最大のもの、全部に近いだろうが。
　いくルカ通り過ぎたところで、受付みたいなところに来た。担当の女性がいたのでお話をした。円空さんはどこにあるの？って聞いたら、なんとその部屋まで案内してくださるではないかぁ。こんなことは今までないこと、大体が冷たくあしらわれるのだが。。かなりくたびれた年寄りに見えたのかもしれないなぁ。

　雨が降っているので、軒下を彼女について歩いて行き、エレベータのあるところに来て、エレベーターで2階に上がった。そして「ここです」と言われて、彼女は変えられたのだが。
　実は、ここに来る前に、彼女に「どこか美味しいもの食べられるところは？」と尋ねていたのだが、帰る時に、それを伺うことにしていた。

　円空さんのある部屋は、いく体かをまとめて展示してある。写真で見たことのあるものが並んでいた。しかし、ひとつ残念だったのは「如意輪観音坐像」が出張していて見ることができなかったことだ。
　この如意輪観音は、一昨日から模刻を始めた。本当はも本物を見てからの方が良かったが、見ることが叶わなかったのは残念だが、なんとか写真だけから起こそうと思っている。

　円空さんを見終えて、そして他の部屋も一通り見て受付に戻った。そして美味しいところを聞くのだが、なんとくだんの女性は高山の観光地図に近くにある有名どころの食べるところを書き込んでいてくださったのだ。なんとここまでご親切にされるとは。。。。感謝と合掌です。

　雨は降り続いている。その中を歩いて紹介された店に向かった。蕎麦は結構食べているので、せっかくだから”高山ラーメン”を食べようかと”甚五郎”という店に向かった。あれっ、おやすみダァ。。。。ということで、もう一つの紹介されているラーメン店”しらかわ”に向かった。
　水かさも多く黄色く濁った宮川の橋、交番のあるところを渡り高山駅の方に向かって歩いていく。このあたりで、多くの外国人を見かけた。昔高山で外国人を見ることは少なかったのだが、最近は交通事情が変わって来たからかずいぶんたくさん観光に来ているようだ。

　”しらかわ”の少し手前で、行列を見ることになった。雨の中、アーケイドの下とはいえ、かなりな客が並んでいる。そこまでして食べようとは思わないよ。位置的に、25年くらい前に入った店？だとしたら、小さい店だったもんなぁ。。。
　ということでラーメンはきらめて、蕎麦を食べようと博物館の方に引き返した。そして食べに入ったのが”恵比寿本店”。中は混んでましたが、幸い1卓空いていてすぐに座れました。

　まずまず美味しい蕎麦でした。塩分カットしている私にはちょっとめんつゆが濃かったかなぁ。。。何せかなり古くからの老舗で、有名なんですねぇ。。。昔はかなり高山に来ていたけど、ここでの食事は初めてだった。まずは、オススメしていい店かと思います。

　食べ終えて、駐車場に向かい、車を千光寺に向けて走ることにした。  

  

　ひるがのSAを出るときは観光バスがやって来る時間になっていた。駐車場にたくさんバスが入って来る。おかげで車を出そうにもジジババがなんも考えないで我が物顔に歩いてくれるんで、危なくてなかなか本線に行くことができなかった。
　なんとか本線に戻ったが、もう10時を回る時間で交通量がかなり増えている。それに片側1車線の対面通行ときているし、しかも霧のおかげで飛ばすこともできなく。前方は車はいなくても後ろは私が飛ばさないから数珠繋ぎで、多分後続はみんなイラついていただろうなぁ。。。
　それにしても、濃い霧には困ったもので、全体が白いところにトンネルの入り口が突然のように黒く現れる。一瞬ギクッとする。こんな濃い霧の高速は、20数年前に東名高速の富士山麓を走ったとき以来で、あのときは50メートル先も見えなかったが、この日はそこまでの酷さではないものの、かなりきつかったなぁ。
　高速道路最高標高の松ノ木峠を越えるときは、晴れていればそれなりの感慨もあるのだけど、これだけ煙っているとそんなことよりも気を使うのが大きくて。。。

　清見から分岐して高山清見道路に入るが、イメージは高速の延長だけど、なんか料金所の位置に違和感を覚えたのはなぜだろう？
　この道路はほとんどトンネルという感じだ。昔この道路のないときに数回下の国道を高山から牧戸に向けて走ったことがある。まだ国道の整備もされていない頃で、細い道でアップダウンとカーブの多い道だったと記憶している。この高速並みの道路のおかげで楽に超えられるようになったんだと、感謝かなぁ。。

　数年前に上越に行くときにこの道路を使って高山に抜けたけど、そのときは未完成で途中で国道に降ろされた。それがどうも高山西ICなのかな？それに気づかずに通過して高山ICで自動的に降ろされて41号線に出たのはいいが、昔の41号線とは違うのでかなり戸惑った。この道高山のどこに出るの？？？？？？
　ナビに指示に従って走っていたのだが、どうにも訳のわからんところで左折させられた。まぁ今思えばナビに指示した行き先は平湯ダァ。。。ところがこちとらは高山の市内に行きたいから、思惑がずれたんだ。ということで、結構訳のわからん走り方になったが、まぁなんとか昔の高山の記憶をたどって、旧41号なんかを思い起こして宮川沿いを南下した。

　ちょっと走っていたら、おぉ懐かしいところに出てきた。建物はもう無くなって更地にはなっていたが、昔久美愛病院のあった交差点にきた。喫茶店も無くなっていたなぁ。。。。
　この細い道を南下。そして国分寺通りまで来て左折して駐車場を探す。ナビの姉さんがうるさい。平湯はこっちじゃぁないとばかりに、左折左折を繰り返していた。。。

　国分寺通りを東進してPの表示を見つけて左折して通りの裏手に回って入り口に来たら、へぇ？タッカイ駐車料金が書かれていた。市営駐車場で計ったようで、スルースしてものすごく細い道をなんとか紆余曲折して国分寺通りに戻った。そして車を停めて、遺影駐車場の電話番号をナビにセット。なんとか位置がわかって、ナビに案内させて駐車場に。
　停めた市営駐車場は、図書館のあるところ。外は結構な降りだヨォ。。。とりあえず図書館に入ってトイレを拝借。綺麗な図書館だけど、施設内の案内表示が地域住民でないとわかりづらいのではないかって思ったよ。（再考を願います）

　とりあえず行きたいところは「高山市まちの博物館」。駐車場の西にあるようなので雨の中歩き始めた。停めた駐車場が悪かったようで、結構歩いたなぁ。。。少し南に移動して交差点を右折し、坂を下ったら右手に入り口が。どうも裏手のようだ。
　左上の写真がその入って来たところで、何せ雨の中でやっと軒下に入ったところでの撮影。この一はこんな写真くらいしか高山では取れなかったなぁ。。。。