2016年10月23日

仏さんに惚れ込んで。。。19 平等院 阿弥陀如来

 平等院は何度行ったか、最初に行ったのは多分大学の古美術研究旅行の時だと思う。それ以前に行った記憶はないからだ。それから、娘が行きたいというので、家族全員で1度、一人で行ったのが2度かな。。。。いや1度かもしれない。ということはあまり行っていないということかな?
 平等院といえば、建物の鳳凰堂とその中に鎮座する阿弥陀如来がいずれも国宝で有名なのは当たり前の当たり前。鳳凰堂はさておいて、阿弥陀如来は定朝作ということで定朝様式のお手本中のお手本なのだが、これが最高なのか?
 何はともあれ、定朝様式の阿弥陀如来というと、まず平等院のものということになるのだが、なぜそうなってしまったのか?やはり平等院という並外れた建築物の中ないいるからではないかともう。それと、あまり阿弥陀如来の作風の比較はされるようだけど、どれが優れているかという比較はあまりされることもないだろう。
 
 私は、阿弥陀如来に対しての思い入れは、昔はなかった。ただ単に仏像そのものの自分の好みだけで私の中に優劣を作っていた。それが、20年近く前にふと親鸞研究を始めることになり、その中で阿弥陀如来にに出会うことになった。そして、阿弥陀如来に惚れ込んでしまったの。
 阿弥陀如来に惚れ込んでと行っても、それは単に仏像そのものに対して惚れ込んだのではなく、仏教の経典の中に書かれた阿弥陀如来の姿にも惚れたのだ。そして、私の心の中に出来上がった阿弥陀如来像がぴったりあったのがこのシリーズの2番目に書いた法界寺の阿弥陀如来なのだ。



 上の写真左が平等院の阿弥陀仏で右が法界寺の阿弥陀仏。これだけでは比較は難しいが、とりあえず顔だけでも比較するために下に2回の顔だけを載せてみた。



 この先は、多分に好みの問題になるかもしれないが、私にとっては法界寺の阿弥陀如来の方が心が休まるんだなぁ。。。。もっとも、平等院で拝観するときは、多くの観光客の中で近くに寄ってみることもじっくりみることもできないが、法界寺はある程度じっくりと平等院よりも近くで見ることができるという差があるので、私の気持ちに差が出ている可能性がないとはいえないだろう。でも、どちらも最初に見たときの印象は全く違うんだなぁ。。平等院では観劇というものが待ったくなかったが、法界寺は見た瞬間に「きてよかった」と思ったものだ。この差は、人には伝わらないかもしれない。
 顔だけ見ると、法界寺の方が、童顔なのだ。そしてなんとなく見守ってくれているという印象で、平等院はなんとなくお高く止まった感じがしないでもない。まぁ、好みの問題かな?

 何れにしても、よく似た阿弥陀さんではある。が、世に知られているレベルはものすごく違いうね。平等院は、教科書にもたくさん出てくるけどねぇ。。。。まぁ、しかし法界寺はそんなに有名でない方がいい。静かに見せていただけるのが嬉しいから。  

Posted by 生田 at 21:37Comments(0)TrackBack(0)寺と信仰

2016年10月23日

2016年9月 高山・平湯・上高地の旅 11 明神池から帰りへ

 明神池で60年も思い続けてきた父親の思い出の地、それをなんとか見ることができて満足な気分になったところで、さてこれから帰り道です。足はもう限界に近いくらいに疲れてます。でも頑張らねば。と、そんな私を見かねてか、それとも自分の想いなのか、明神池の横にある茶屋・嘉門次小屋でイワナの焼いたのを食べたいという。食べるとなれば座るから、おやすみできるわ・・と思って同意。しかし、岩魚は20分くらい待たないと食べられないということで諦め、その代わりにおでん食べたりアイスクリーム食べたりした。これで、ちとお休みできたよ。。。
 この嘉門次小屋の前は、明神池から流れてくる清流がある。本当に綺麗だなぁ。。。せき止めたところがあって、多分そこでイワナなんかをかっているのかも。そのせき止めたところから落ちる水の描く模様が綺麗で、思わずショット。それが左の写真です。
 写真が小さくて見えないかもなぁ。。。。このショットはできたら大き引き伸ばして見ると綺麗にならないか?なんて思ってるけど、そんな大きく引き延ばすなんて我が家に道具ないもんなぁ。。せいぜいA4の写真用紙にや焼いて我慢かな。。。

 さて、もう時間は2時少し前です。シャトルバスはできたら3時のに乗りたい。それにはものすごく急いで歩かねばならない。いけるのかなぁ????? もう写真なんて撮っておれないです。ただひたすら歩くのみです。
 あるきました、あるきました。息は上がって喘いでも歩きました。普通ここと河童橋とでは1時間以上かかる。それからバスターミナルはもうすこに行かねばならない。それを覚悟での歩き。景色は何も覚えてません。すれ違った人も覚えてません。そんなこと構ってられないのです。

 河童橋に来ました。3時まであと10分を切ってます。なんと1時間足らずで歩いて来たのです。この歳で、パンパンに張った足での頑張りでした。もう2度とこんなことしたくない。(多分もうできないだろうなぁ)

 バスターミナルまでは、家内を先に行かせまいた。彼女はまだ余裕があったのです。そしてそれを追いかけて。。。。なんとかバス乗り場に着いたのがバスの発車5分前でした。ほっ!

 バスに乗って、トンネル通って、平湯のあかんだな駐車場に。バス停から駐車場の階段上るのきつかったなぁ。朝と違って、雨が上がってますが、もやはまた降りて来つつあります。この分ではまたいつ降り出すかわからない、急いで山を降りなければ。急いで歩いてドット掻いた汗で、シャツは絞れるくらいに濡れていた。それを急いで着替えて。そしてとりあえず高山までおりました。

 高山まで下りる途中は日が陰ってしまっていて前にも描いたように今にも泣き出しそう。いや、時折泣いてました。暗くて運転しづらかったなぁ。。。。。
 そんなところを走っていて、あるところで小学生が3人くらい道を横断しようとしている。しかし、車は誰も止まってやらない。私は、彼らの前で止めました。彼らは左右の安全を確認して横断し、私たちの車の方を向き整列して「ありがとうございました」と一礼した。
 彼らはいつものことなんだろうなぁ。。。。これからも事故に遭わないように気をつけてねと、心に念じつつ高山に向かいました。  

Posted by 生田 at 14:54Comments(0)TrackBack(0)旅行など

2016年10月23日

円空展を見て

 私は趣味で木彫りを始めて6年になるけど、主に彫っているのは円空仏。他にも色々彫るけど、まぁ円空さんが一番多い。そんなこともあって円空さんの展覧会があると耳にするとよく出かける。
 昨日関市の岐阜県立博物館をお閉じれたのも「東海地方の円空仏」という展覧会を見に行ったのだ。入場料は、常設展と抱き合わせで、余分な300円を払うことになって高いと思ったけどね。(正直、岐阜県のセコいなぁ。。。という私もせこいけど)

 この展覧会のパンフレットに載っている円空仏は、羽島市の中観音堂にある「聖徳太子立像」と表示されている。(下の写真左) 多分円空さんがそう書いているからなんだろう。像高約1メートルの結構大きいものだけど、この姿、どう見ても聖徳太子ではないんだよなぁ。。。。
私の記憶の中にある仏像の中で一番似ているのが、奈良県桜井市の安倍文殊院にある国宝の快慶作の”善財童子”(下の写真右)なんだよなぁ。。。。
  

 円空さんが”聖徳太子”と言っているのならそれでいいんだけど、なんか勘違いしてないかなぁ。
どうでもいいけど、似てるよなぁ。。。なんか誰かが勘違いしたなんてことないのかな?
 円空さんは、奈良県の天川に旅して、その帰りに法隆寺に立ち寄っているけど、文殊院は天川から法隆寺に向かう途中に位置した寺だから、立ち寄っていても不思議でないし、円空さんの作風はこの旅以降に大きく変わったりしているから、快慶の善財童子を見ても影響を受けている様に思うんだよなぁ。。
 それに、聖徳太子像というのは、祈る形は多いけど、円空さんの様に腰を曲げている様なものはどこかで見た?記憶にない。。。。。

 という様は話はさておいて。
 展覧会は、それなりに有名な円空仏が並んでました。私が模刻したものもいくつかありました。笠松町の慈眼寺の毘沙門天、豊田市民芸館蔵の金剛童子と荒神、それに目下模刻している如意輪観音は高山で会えなかったけどこちらに出張されてました。
 目を引いたのは、荒子観音の千体仏のうち最小の物が展示されていたこと。像高数センチ3センチくらいかなぁ。。。よくまぁそんな小さいものを彫られたものだと関心しきりでした。精進しなければ。

 それから、参考展示なんだろうけど、本物から型を取ったのだろうか?本物と見間違うレプリカが何体か出品されてました。ここで、先月見に行った飛驒千光寺の両面宿儺のレプリカで再開。これも目下模刻中で、じっくり眺めてきました。

 数日後に一部が入れ替えを行われるとのことですが、11月20日まで開催されています。円空大好き人言はぜひ一度。  

Posted by 生田 at 10:32Comments(0)TrackBack(0)趣味の木彫り

2016年10月23日

Mac FireFoxがクラッシュ お陰で

 昨日土曜日は、岐阜県県立博物カナンまで行って円空さん見て昼食にうなぎを食べて、ドライブもしたんで気分良かったけど、ブログを書こうとしてPCに向かったのはいいけど、なんかいつもと違う・・・・ブラウザーのFireFoxがクラッシュしてしまったのだ。結果は最悪、パスワードなどの情報を持つファイルが消えてしまった。お陰でFireFoxは起動できず。ということはなんもできないということ。
 Macを使っているので、標準のSafariを立ち上げてFireFoxのダウンロードとインストールを試みたけど、それもダメ。かなり長いこと悪戦苦闘して、FireFoxのサポートのサイトからなんとか修復の情報を得て復活させたけど、パスワードやブックマークはすべて消滅してしまった。
 Macをお使いの方は、TimeMachineがあるだろうとお思いになるだろうけど、その修復も試みたけど、どうにもシステムの修復をするという恐ろしいことをしなければいけないらしいので、メインハードでしスクをバックアップするHDも手持ちがないので諦めたのです。

 かれこれ5時間近く格闘して、FireFoxを立ち上げ、主に使うサイトへのログインを可能にできる様にロフインイDやらパスワードの再設定をやって、なんとか作動させることができる様になったのはもう日付が変わっていた。。。。
 お陰で、今日は目が重い。。。。。ただでさえでかい目なのに、そこに寝不足、疲れ目ときては、いつもの3倍くらいの重さがあるヨォ。落ちないでくれ、今日は1日メガネを外せない。。。

 あぁ、FireFoxを再設定したら、ものすごく軽くなった。これまでの倍近い速さのサクセスかも。でもなぁ。。。。。。  
タグ :PCトラブル

Posted by 生田 at 09:37Comments(0)TrackBack(0)PCの話
  
2015大津・京都の旅
1泊2日のドライブ旅行
2015北海道・道東の旅
1週間870kmのドライブ旅行
大学OB会と
50年ぶりの鎌倉
OB会の後に鎌倉と横浜に行ってきました
15年年頭 広島宿泊の旅
鞆の浦、竹原、宮島に行きました
14年秋 京都宿泊の旅
久しぶりに新幹線に乗りましたが・・・
13年秋 京都ドライブ旅
京都の紅葉の名所・毘沙門堂に行きました
12年秋 室生寺ドライブ旅
すてきな観音様と再会です
室生寺五重塔
12年秋 京都ドライブ旅
1年ぶりの京都です
三千院
10年秋 平泉ドライブ旅
4泊5日 2000キロの一人旅です
平泉・わんこそば
   
10年夏 室生寺 日帰り旅
素晴らしい観音さんに出会いました
室生寺・五重塔
10年初夏 宇治・長岡 日帰り旅
09年11月26日久しぶりに黄檗山満福寺・六地蔵・法界寺谷寺・長岡天神
布袋さん
09年秋京都 日帰り旅
09年11月26日久しぶりに 紅葉がきれいな京都
南禅寺の紅葉
08年秋京都 日帰り旅
08年11月25日貧乏・一人・日帰り旅の記録です。
鳳凰堂を望む
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生田
 トップの写真は、我が家の庭で、鳥達につつかれ実もなくなり枯れ果てた柿の枝です。人生も同じで、仕事仕事で突き回されてここまで来て、落ち着いたら、だんだん枯れていくんだという思いです。  
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