化石の戯言

　今回の旅？の最終日。未だ江ノ島にいる。宿泊した。宿泊するなんてねぇ。。。昔は考えたことがなかった。
　前日の夜は疲れから早々と寝てしまった。8時半には寝ていたと思う。そんなことのせいか明け方目が覚めた。携帯の時刻を見たら4時少し過ぎ。外は明るくなりつつある。そこで日の出を撮りに行こうと起き出したのだ。
　江ノ島にきて、日の出なんて、考えたこともなかった。こんな時間に目が覚めなければ思いつかないことだ。外はちょいと寒そう。ということで上着を着て、デジカメもって。電池切れのデジカメは前夜じっくりと充電をしたからこの日は大丈夫だろう。

　江ノ島入り口の地下道に入り、太陽が出てくる東浜に向かった。地上にでて浜に降りると、若い人たちが世を明かしたのか、何組かいた。すれ違う時に「おはようございます」の挨拶を。こんな時間にと思う若者もエチケットを心得ていたのだ。嬉しい。
　しかし、突然パンパンと破裂する音が。なんだピストルではないだろうが。。。。浜の遠いところで爆竹を鳴らしている悪がいるのだ。迷惑な奴らだなぁ。。同じ若者でもこうしたものは困る。

　空はだんだん明るくなってくる。もうじき太陽が顔を出しそうだ。三浦半島、鎌倉方面の空が金色に変わってくる。浜に立ってその方向を見ていた。
　
　太陽が顔を出したぁ・・・・・・
　海から出ないのが残念だけど、ここで海からの日の出を望むのは無理なhなしだよなぁ。。冬至の時でもこの位置からでは無理ジャァないかって。。。




  

　前に、今年の初夏の医療に関係したドラマのことを書いた。その2つのドラマ、「Dr.倫太郎」と「医師たちの恋愛事情」だが、どちらも次回が最終回らしく話の展開が慌ただしい。

　「Dr.倫太郎」のほうは、夢乃＝明良の母親がギャンブル依存症とやっと倫太郎が言ったんで地位とはその治療に向かうのかなぁと思ったけど、もうドラマの回数がないよねぇ。。。さてさて、倫太郎と夢の＝明良の関係はどうなって行くのやら。（どうでもいいことだけど）

　「医師たちの恋愛事情」は、今週の回の中で主人公たちがベッドイン。こんなのいるのか？こんなのは匂わせれば済むことでもろに出す必要性はあ全くないよなぁ。。
　病院経営で手腕を振るってきて、主人公・守田の敵の事務局の親玉・渡辺が守田の執刀で緊急手術を受けたことでガラリと態度を変えたし。。。なんだかなぁ。。周辺の医師たちの関係も、いくらなんでもと思う方向（全てがハッピーエンド）に向けて展開している。
　つまんないとそんなの。ときにはアンハッピーエンドで終わらせて欲しいものだよなぁ。

　まぁどっちにしても、どんな年齢をターゲットにしているのかわからないけど、私の年代をターゲットにしてないことだけは確かだよね。

　今現在、民放のドラマよりもンHKのドラマのほうが面白いよ。「美女と男子」なんてまぁ筋書きはともかくとしても、余分なものないし・・・・これもあと数回。レッドカーペットに乗れるかってね。乗るんだろうけど。  

　美形の弁天さんにお会いして気持ち良く社務所を出ました。さて、これからはあの真ん中の展望塔を目指します。
　しばらくは階段ではなく坂道それもそんな急でないのを歩いていく。しかし、その突き当たりを折れるとまた階段なんだって。。。。もう足はいっぱいいっぱいなんだよなぁ。。。そう思っていたら有料のエスカレーターがあった。100円ということだが、もう金のこと云々しておれない。これ以上登ったら明日の保証はないからなぁ。。ということで、短い登りだけど100円で登りました。

　エスカレータを出るとそこはヒラッタイところ。ちょっと距離はあるが右手に関所がある。なんでも「コッキング苑」とかいうガーデンと展望っ台に上るための場所で、ここに入るには入場料を取られる。500円だったか、ガーデンと展望台両方の料金、展望台に登らなければ200円だったか。
　ガーデンの中、興味ないなぁ。。。。どこかから香の匂いが、まさか生ぬるい風が吹いてフューって何かが出てくるということはなくって、近くに中国風のおやすみところがあってそこからかもしれない。それにしてもなんで、ここで中国風？まさか江ノ島が中国に乗っ取られている？

　展望台に上るにはエレベータ。長蛇の列です。なにせエレベータは1機しかないんです。東京タワーみたにはいかないのだ。並んで並んで、乗りました。上がりました。
　上がると360度のものすごい景色。ここまできたら富士山見えないかと思ったが、雲のうえに出たわけではないから無理だよなぁ。。。。
　右の写真は、富士山のある方向を向いてショットしてます。だいたい太陽がこれだけぼけてるし、箱根あたりから富士山を遮るように雲がなびいてます。ほんと心がけ良くしないとぉ。

　雲が少し上がり気味かなぁと思うときがあったし、太陽が落ちれば逆光の富士を見ることができるかと粘ったけど、日の入りまでまだ1時間以上もあるんで諦めた。


　さて、これから降りていきます。岩屋まで行く気力はありません。行ったはいいが帰り階段登れなくなります。
　展望台を下りて、ガーデン通って、階段を降りていきます。登るときよりはマシだけど、結構下も膝に堪えます。それでもなんとかゆっくりゆっくり降り切りました。
　
　それにしても歩いている道の両サイドに「たこせんべい」なるものがたくさん売られていて、どこもかしこも行列。そんなに食べたいのかなぁ。。。
　橋の手前までに食べるところを探したが、どこもイマイチ。一休みしたいと思ってもいい店ないから、橋の手前のベンチでおやすみした。スパの音楽うるさい！！！！

　橋を渡ってお宿の方に。今夜のお宿はオーナーズマンションで飯はなし。ということでどこかで食べなくては。いろいろ探したが、「清光園」という和食の店に落ち着いた。ここでてんぷらのセットを食べたけど。。。。。。美味しくなかったなぁ。この旅行は美味しいところに当たらないヨォ。。

　コンビニで非常食買い込んで寝床に。風呂入ってテレビ見ながら寝てしまいマシた。


  

  

　江ノ島に渡る橋、昔と違って地下道を通ってこなければならない、時代だなぁ。。。。目の前に懐かしい江ノ島。。。ん？？？なんか景色が違う。
　実は前にも書いたように左の写真は次の日の朝海岸でショットしたものだけど、江ノ島の真ん中に立っている塔は昔はこんなに太くなかったと思うけど。。。それに橋を渡った先右になんやら怪しげな建物があるんだよなぁ。。。。なんか別世界に来た感じがしないでもないなぁ。。。

　橋を渡る時には、右手に富士山が見えていいはずなんだけど、雲が低く降りているので富士山の姿は見えない。昨日から姿を見てないんだよなぁ。。。。やっぱり心がけ悪いんだろうなぁ。


　橋を渡りきった右にあるのは、そんなに昔ではなく最近できたスパらしい。ここでは橋からも見えたけど、フラダンスをやっていたヨォ。あんまりセンス良くなかったなぁ。。とにかく、気分を壊されてしまった。
　そのスパを右に見ながら昔懐かしい細い山道を登っていく。何回目になるのかなぁ。とにかく50年以上来ていないはずだが、最初と2回目の時はもう疲れてたし夕暮れになっていて、弁天のところまで行くことはなかったと記憶している。
　初めて来た時は、この坂で客引きのバァさんがたくさんいたよ。今は宿があまりないけど、昔は土産物だけではなくお宿がいっぱいあったはずだけど。

　写真の真ん中上の方に竜宮城の門みたいなのが見える。これもなかったように思うけど。。。真っ直ぐ進んだところに、疲れている上に階段ダァ。。。左手に楽に登れるエスカレーターがあるが、金取るし乗ったら山道の変化見ることできない。ということで却下。
　足はふくらはぎはパンパンに張っているけど、階段登りましたヨォ。。。ただね、正面の竜宮城の門の先に弁天さん？？？うっそぉ、剣持ってるじゃん。それに子供がいっぱい。ダンナ。毘沙門さんとの間にこんなに子供がいたの？？？それとも、これ弁天さんではない？
　この先、右手の階段きつかったなぁ。。。。なんとか喘ぎながら上り詰めました。登り詰めたところで大渋滞。最後の一団が上がれなかった。ちょいと横へ。
　この大渋滞、実はお参りする人の大行列だったんです。なんだかわからないけど致し方ない、お参りだけしました。
　この右手の方に社務所があってそこに弁天さんがおいでになるとか。目下弁天さんのお家は改修中だそうで。

　社務所で朱印の紙を買いました。宿に朱印帳を置いてきてしまったのだ。そして拝観料を払って弁天さん（妙音(裸)弁財天・八臂弁財天）会いに行きました。

　仮のお宿らしいのですが、本来はどのように並んでいるのかな？今は向かって左に白い妙音(裸)弁財天、右に神奈川県文化財指定の八臂弁財天が並んでいる。裸の弁天さんは正直なんだか気持ち悪くて、なぜかといえば体が真っ白なんですヨォ。化粧はされてますが、あまりにも妖艶（そうは思ってないけど）なんでねぇ。
　八臂弁財天さんは、飾りがサビサビなんですが、お顔は綺麗でしたねぇ。。。さすが美人でおいでになる。ダンナ＝毘沙門さんが羨ましい。

　**もう一箇所弁天さんがおいでになるところがある。岩屋だけど、もう行く気力ないです**





  

　長谷寺を後に江ノ電に乗るために海岸の方に歩いていく。狭い道、と言ってもバスがすれ違うからそうでもないんだけど、とにかく人が多くて歩道をまともには歩けない。あちこちで人にぶつかる。駅までの道には、ここもいろんな店があるが、もう昔の風情なんて全くなくて、若い観光客用の店ってところだよなぁ.。。

　駅に着きました。単線なんけど、この長谷の駅はホームが2つある。その割には改札は一つ。切符を買ったが、なんだか高かったよなぁ.。。まぁ観光シーズンではければ人が乗らない？それはないだろう、この地域に人の通勤通学の足なんだから、それでも値段はねぇ。。
　ホームに上がって電車の来るのを待つ。反対ホームに鎌倉行きに入ってきた電車が左の写真。ああも昔から走っている電車も走ってはいるけど、今回は乗ることはできませんでした。こちら側にはすれ違いで入ってきましたが、同じ型でしたねぇ。。

　電車はものすごく混んでいた。通勤ラッシュ並み、いやそれ以上の混み具合で身動きもままならぬ状態。みんな観光客で。。。お互いに「どうしてこんなに混んでいる」と思っているのだろうが。
　テレビドラマでキョンキョンが出演したのがあったけど、その舞台が極楽寺だったが、そこに着いた時には周りでそんな話があちこちから聞こえてきていた。極楽寺は住宅地だったけど。。。今もかなぁ？
　
　電車はただひたすら走る。ってことではなく、幾つかの駅ですれ違いをする。単線というのはしょうがない、と言って江ノ電の複線化なんてしてしまったらまた風情がなくなる、というよりも複線化なんてできるる状態の環境ではないんだよねぇ。。線路の両サイドには住宅がびっしり建っているものなぁ。。複線するんだったら高架のモノレールってことになりそうだけど、景観壊すって反対されそうかな？

　海に出ました。七里ガ浜。私の頭の中には歌が出てくる。知っている人がどのくらいおいでになるか。題名は確か「七里ガ浜の哀歌」だったと記憶するが。。よく知られているのは「真白き富士の嶺」かも。
　覚えている歌詞は

真白き富士の嶺　緑の江ノ島
仰ぎ見るも、今は涙
歸らぬ十二の雄々しきみたまに
捧げまつる、胸と心

　あとは忘れてしまった。。。

　なぜこの歌が出てくるかはわからない。とにかくこの七里ガ浜で昔々ボートが沈んで12人の人がなか卯なった、と何かで読んで、歌は何かで聞いたんだろうが、もう50年なんてことではなくもっともっと古い記憶なんだが。。

　江ノ電の江ノ島に着きました。へぇ〜〜〜〜こんな駅だったっけ？細い道を歩いで海岸＝江ノ島に向かって歩いていきます。途中、宿泊するところによってチェックインして荷物を置いていく。軽くなった。
　そして江ノ島に・・・・・島に入る橋の手前の交差点。ん？？？？地下道ができている。この橋は私が2回目に来た時にオリンピックのためのヨットハーバーを作ったとかで同時にできた、その直後だったか2年くらい後だったか。。。地下道なかったし、歩行者用の橋もなかったんではないかなぁ？あったか？
　まぁとにかく違和感を覚えながら地下道をくぐって橋の上に出た。


  

　でっかい阿弥陀さんに会ってきた・・・・・　あ〜〜〜〜〜〜〜ぁ今思い出した。言わなければいけないことを言い忘れていた。大仏さんということで、阿弥陀さんだということをすっかり失念していたのだ。「迎えに来なくていいです、会いたいときはこちらからきます」と毎度阿弥陀さんに入ってきたのに。迎えに来たらどうしよう。。。。。
　ん？？大仏さんはもう800年も座りっぱなしだし、これからもお立ちになることはないだろうから、お迎えには来られないよなぁ。。。。。もし迎えにおいでになったら、丁重にお断りして帰っていただけばいいかぁ。。。

　阿弥陀さんの後は、十一面観音さんだ。隣のお寺にでっかい十一面観音さんがおいでになる。ということで高徳院を出て少し歩いて、右に折れて長谷寺の関所に行く。
　高徳院から長谷寺までの道の混雑していること。なにせ東京。首都圏というとんでも無くたくさんの人間が、京都や奈良に比べたらとんでもなく狭いところに押しかけてくるんだから当然混雑するわななぁ。事故が起きないのが不思議なくらいだけどね。

　なんとか関所を通過して、左手に朱印をもらうところがあったので朱印帳を預けた。そしてちょいと山の方を見ると階段に長蛇の列。なんでも紫陽花を見るために1時間位かかる列なのだそうだ。入り口で紫陽花整理券をもらったけど、そんなに長く並んでみるなんて気はさらさらない。近場でも少しは紫陽花を見ることができるし。。。。まぁ昔々北鎌の明月院で見た紫陽花の記憶を消したかないから見ようとも思わない。

　朱印帳を預けた後は山門を背に右手に向かうが、目に入ってくるのは池と数は少ないがアヤメ？ショウブ？の花。綺麗な景色をお見せしたいところだけど、大仏さん撮影の後でデジカメのバッテリーが切れてしまった。ということで長谷寺からこの日の分は携帯電話で撮ったもので、まずまともな色が出ていないかと思う。


　この景色を通り過ぎて境内右手奥に入っていく。一番奥に洞窟があるからそれを目指す。残念ながら洞窟はショットしていない。
　この洞窟来たことある？？？？どうにも記憶にない。確か2回目に来たときに、どこかの洞窟に入った記憶はあるのだが、この長谷寺の洞窟のようにぐるっと暗いところを回るものでは無く、つき抜けたという記憶なのだ。ひょっとして、今、”銭洗い”と言われている方にあるらしい洞窟かなぁ？？
　洞窟の印象。なんだかなぁ.。。。適当に彫られた仏さんなんて失礼かもしれないけど、なんのために彫られたんだろう？？？？そんな感覚なので、印象に残っていないというかぁ。。。

　洞窟を出て観音堂の方に移動する。つまりはちょいと引き返していくのだが、途中にいつ作ったのだか知らないが石の地蔵さんが置かれている。ものすごくタレ目で見ている人がカワイィ〜〜なんて言っているが、私は京都でたくさんこの手の地蔵さん見ているので、う〜〜〜〜

　観音堂に入りました。おぉでっかいわぁ。奈良の長谷寺と同じくらい？見た感じは似ているよなぁ.。。。奈良の長谷寺の場合はお前立ちがなかったけど、こちらはお前立ちがおいでになる。別に秘宝として逗子に入っているわけでもないけどお前立ちがあるとは。。。。ただ、ご本尊とお前立ちでは作りがまるで違うんだよねぇ。。。ご本尊には顔だけの化仏なんだが、お前立ちは正面に如来さんの立像があるんだよ。だから、なんでお前立ちがあるのかって疑問なんだけど・・・・
　写真は、一応エチケットなので撮ってません。ネットにはたくさんあがってます。（キーワード＝「鎌倉　長谷寺　観音」本当たくさん出てきました。皆さん撮ってるみたいですねぇ。。）

　実は長谷寺の観音さんの記憶もなかったのです。来たのか来ていないのか？それすら覚えていません。50年という時間経過は恐ろしい。。。ボケだと昔のことは覚えているとかいうけどなぁ.。。
　この後、見晴台に。ここからは海が見えます。


　念願をまた一つ叶えて、次は江ノ島に向かいます。久々に江ノ電に乗りますぅ〜〜〜〜