化石の戯言

　阿弥陀堂の前で写真を撮っていたら高校生の団体がわんさとやってきた。黒い制服姿がたくさんいると異様である。これはわが母校も同じで、何とかそろそろやめてセンスのいいものに変えろって言いたが・・
　観光バス何台できたんだ？グループに分かれて阿弥陀堂へ上がるのを並んで待っている。おかげで一般参拝者があおりを食った。その中に私も含まれている。
　どこから来たんかと聞いたら群馬からだって。後でわかったことだけど、この高校毎年来るんだって、そして阿弥陀堂で法話を聞くんだそうな。浄土宗の宗門の系列の学校）

　何とかその団体をかいくぐって、写真を撮って。しかし、今年は奥の院には上がらなかった。団体がいたんでは・・・・
　
　ということで、写真を撮ったところで、先に帰路についている妹に追いつかねば。。



　これで三千院は今年の見納め。妹は初めて来たとかで、それなりに満足なようで。

　橋を渡って車を止めている喫茶店に。
　喫茶店は店を開けた直後って感じかなぁ。奥さんが一人おいでで、ピザとコーヒーを注文、妹もそれなりに注文。これが朝食だ。そして駐車料の代わりにもなるんです。
　帰りに、奥さんに、昨年も利用させてもらいました。「また来年もおいでください」と声をかけられた。

　室生といい、三千院といい、こうした駐車場を持つお店はありがたい。

  

　庭を見て、案内に従って上に上がってご本尊を拝顔した。みなさんあんまりご覧にならないんですねぇ。

　
　本堂で薬師さんに手を合わせて、ついでに妹に銭型のお守りを買って…　後ろを向くとそこは浄土の世界。

　実は、この庭が浄土の世界といわれているんですが。庭の真ん中に阿弥陀堂があって本当に珍しい「大和すわり」の仏像があるんです。



　阿弥陀堂の阿弥陀さんだけではなくて、阿弥陀堂の周りにはたくさんの石仏が散在しています。特に小さい石仏？は苔むして格好の写真の被写体になってます。本当によく取り上げられますが。。。



　奥の院は、今年は遠慮しました。まぁ、さほど見るべきものもないし、紅葉もいまいちなんで。。


  

　美杉に向かって走っているとき、まだ美杉に入る手前、そうだ御杖の道の駅の手前、室生寄りで曽爾の近くを走っているときだ。曽爾はススキで有名なところだけど、その近くだからということか、結構ススキの生えているところがあったなぁ。


　この写真は、車を止めて車内から。出てとると私はダメになる。曽爾に行ったときそのススキの多さのせいで帰ってから花粉症の症状で寝込んでしまったのだ。それ以来ススキには近寄らない。

　
　美杉に入っても結構ススキはあったように思う。
　道なりに走って懐かしいところに来た。これで三杉は３回目だから、ある程度の景色の記憶がある。あの名松線の駅なんかも。それらを通り越して、美杉の道の駅に向かう。トンネルを通り越してしばらく行くと右側の小高いところに道の駅がある。
　道の駅に行って食事でもと思っていたのだが、その道の駅の手前左側に、ん？？こんなんあったっけ？という建物を見つけた。なんと食事ができるのだ。車を駐車場に入れて、まずは野菜やらなんやら打っているところを覗いた。そうだ、なんか買ったんだ。もう忘れた。


　その金を払いに別の店の方に。ここが食事のできるところだ。何ができるのか？メニューに伊勢うどんとあるので頼んだら、もうその日はうどんは売り切れだって。で、致し方ないので親子どんぶりを頼んだ。
　しばらくして出てきた親子どんぶり。あちこちの食堂で見かける親子丼とは違うよ。まるで家で作っているようななんとなく未整備のもの。しかし、その味たるやものすごくおいしいのだ。卵もたっぷり、鶏肉もおいしいし。また今度行った時も絶対にこれ食べようと思った。
　
　店の女性とお話ししていたら、最近この近くの神社をNHKが紅葉がきれいだって取材したって。ということで私もその紅葉見物かって聞かれた。紅葉見物には違いないけど、私はその神社のことを知らなかったのだ。で、帰りに寄るからと場所と名前を教えてもらった。

　腹も膨れたところで、おいしかったとごちそう様と店を出た。車を出そうとしたら、店のおかみさん（この人が食事を作っているらしい）が出てきて、遠くら来てくれてありがとうとお礼を言われた。最近珍しい店です。貴重です。


　車を目的の道の駅へ。
　この道の駅で、何かテレビ局がロケをしていた。何をしていたのか知らないが、車のナンバーが札幌だったよぉ。。

　道の駅での買い物は実は木彫り用のヒノキ。しかし、残念ながら今回は、前回と比べるとかなり量が少なくなってしまっていた。いいものがなかったなぁ。。。仕方がないので、ちょっと厚みのある板を何枚かかってきた。それで、目的完了。