2007年08月10日
旅の記録 松本へ JR長野駅から19号線
2005年5月13日 5日目
上越市から松本市へ、 JR長野駅を見て国道19号線に入る
さて、腹ごしらえもできたし、親鸞ゆかりの探訪の目的はすべて終了。この先は、仕事だ。松本の某社に3時に入る約束に間に合うように国道19号線を通って、松本に移動だ。長野から松本まで国道19号線を走ると国道19号線の全線を走破したことになる。
「大本願」の駐車場で管理人の男性としばし歓談。善光寺北の駐車場の不合理は、やはり首を傾げておいでだ。もっともあの広さの駐車場は門前には作ることはできないだろうが、それにしても何とかならないものかと。。。
その後で、これから私が松本まで国道19号線で行くということを話と、「それがいいんじゃないかと。高速道路なんて通るのは金の無駄遣いだよ。だって、あの国道すいているもの。」と、そして、どういう道順で国道19号線にはいるかを教えてもらいました。
駐車場には、車は1時間預けていたかどうかというくらい。そんな短い長野滞在だ。親鸞100日逗留と比べるととんでもない短い逗留ということになる。
駐車場を出て、JR長野駅がどのように変わったのかを見たいと思い、門前町を南下する。過去に電車で旅行したときに降り立った駅、そしてまだ赤子だった息子へのお土産を探して歩いた商店街を車で降りていく。門前町も人がいない。ついさっき親鸞の銅像の前で出会った小学生たちが数少ない通行人だ。
ただ、国道を横切ってからは市内バスに通行をさえぎられた。駅に近づくと観光客ではない日常の生活の中でこの混雑に巻き込まれる。駅前の通りと交差してで左折、駅正面の道路に出る。駅舎は昔と完全に変わってしまった。もう昔の面影はない。新幹線も通り、オリンピックも実施された交際都市なのだろうが、趣がなくなってしまった。これは単なる観光客のノスタルジーへの我侭なのだろうか。
駅前の道は、混み合っている。車の量も相当なもので、左路肩部分にほんの数分止めた車を右車線に入れるのは難しいようなので、左に折れて国道方向に向かう。もっとも途中で細い道に入って短絡する。方向はわかっているので、こうした碁盤の目(と思っているが)の都市はありがたい。
細い道を抜けて国道117号線に出る。ここから国道19号線へ入るにはちょっと注意が要ると思う。3桁国道の117号線が道幅広いにもかかわらず2桁国道の19号が半分もない狭さなので、交差点が19号線の交差点とは気づきにくいのだ。一人での運転でナビがないときは要注意。
何とか間違えないで右折したが、後ろから空のトラックが車間距離をとらずに迫ってくる。どこにもいるいやなやつだ。私は車間取らないのが一番嫌い。特にトラックなどについてこられるのが嫌いだ。そこで右折直後に路肩の広いところで停車して、トラックを前に出す。案の定トラックは前の車にまたくっついていく。しかも、左右にぶれてもいる感じだ。
松本での約束の時間にはまだかなり余裕がある。ゆっくり国道19号線を楽しませてもらうつもりで、制限時速50キロを守った走りをする。(ほかでは? 守ってますよ。でも少しうそ)
国道19号線は今でこそ長野自動車道に客を取られてしまった感があるが、名古屋から長野へ至るれっきとした2桁国道である。その主要部分は塩尻あたりから土岐までの中仙道だ。中山道自体は、塩尻から小諸方面への山越えと、土岐から美濃加茂へ抜ける道と国道19号線とは完全に一致してはいないが、とにかく本体を国道として名古屋と長野という主要都市を結ぶ幹線道路であったのだ。
今は確かに交通量は少ないが、やはり整備された道で走るのは快適である。急ぎでないのなら、高速道路の必要ないだろう。高速とはまったくコースが違う犀川沿いの景色を楽しみながら走ることもできるのだ。
犀川の流れは名古屋に向かう方向とは反対だ。つまり松本は長野よりもうんと標高が高いところということになる。延々と流れて、長野で千曲川と合流、そして最終的には日本海に流れ込む信濃川となる国内最長の川である。(明日名古屋に帰る153号線にはこの川の始点があるのだ)
この犀川はダムがある。このダムの保水量が半端じゃないように思うのだ。道路ぎりぎり、途中で見た犀川にかかる橋の桁下数メートルが水面だ。こんな水面の高いダムは始めて見たかと思う。もう一つ気づいたのは、このあたりは砂地だということ。太古の世界では海だったのか、砂地が隆起してできた山のようで、時折土砂崩れの跡や、波打った縞模様の地肌を見せているところに出会う。
温泉の多い信州長野なので、火山が多く、溶岩性の土地かという思いがあったのだが、どうもそうではなく、温泉が多いのは土地が隆起するほど横からの圧力が強いということの証明なのかもしれない。もっともその圧力の出口が浅間山なのだろうし、火山性になると思うのだが、よく考えてみると長野県の活火山というのは浅間以外にあるのかな???この国道19号線の場合は木曽福島の西に御岳というやはり活火山があるが。
** 次回は、19号線長野、松本間にある道の駅 **
上越市から松本市へ、 JR長野駅を見て国道19号線に入る
さて、腹ごしらえもできたし、親鸞ゆかりの探訪の目的はすべて終了。この先は、仕事だ。松本の某社に3時に入る約束に間に合うように国道19号線を通って、松本に移動だ。長野から松本まで国道19号線を走ると国道19号線の全線を走破したことになる。
「大本願」の駐車場で管理人の男性としばし歓談。善光寺北の駐車場の不合理は、やはり首を傾げておいでだ。もっともあの広さの駐車場は門前には作ることはできないだろうが、それにしても何とかならないものかと。。。
その後で、これから私が松本まで国道19号線で行くということを話と、「それがいいんじゃないかと。高速道路なんて通るのは金の無駄遣いだよ。だって、あの国道すいているもの。」と、そして、どういう道順で国道19号線にはいるかを教えてもらいました。
駐車場には、車は1時間預けていたかどうかというくらい。そんな短い長野滞在だ。親鸞100日逗留と比べるととんでもない短い逗留ということになる。
駐車場を出て、JR長野駅がどのように変わったのかを見たいと思い、門前町を南下する。過去に電車で旅行したときに降り立った駅、そしてまだ赤子だった息子へのお土産を探して歩いた商店街を車で降りていく。門前町も人がいない。ついさっき親鸞の銅像の前で出会った小学生たちが数少ない通行人だ。
ただ、国道を横切ってからは市内バスに通行をさえぎられた。駅に近づくと観光客ではない日常の生活の中でこの混雑に巻き込まれる。駅前の通りと交差してで左折、駅正面の道路に出る。駅舎は昔と完全に変わってしまった。もう昔の面影はない。新幹線も通り、オリンピックも実施された交際都市なのだろうが、趣がなくなってしまった。これは単なる観光客のノスタルジーへの我侭なのだろうか。
駅前の道は、混み合っている。車の量も相当なもので、左路肩部分にほんの数分止めた車を右車線に入れるのは難しいようなので、左に折れて国道方向に向かう。もっとも途中で細い道に入って短絡する。方向はわかっているので、こうした碁盤の目(と思っているが)の都市はありがたい。
細い道を抜けて国道117号線に出る。ここから国道19号線へ入るにはちょっと注意が要ると思う。3桁国道の117号線が道幅広いにもかかわらず2桁国道の19号が半分もない狭さなので、交差点が19号線の交差点とは気づきにくいのだ。一人での運転でナビがないときは要注意。
何とか間違えないで右折したが、後ろから空のトラックが車間距離をとらずに迫ってくる。どこにもいるいやなやつだ。私は車間取らないのが一番嫌い。特にトラックなどについてこられるのが嫌いだ。そこで右折直後に路肩の広いところで停車して、トラックを前に出す。案の定トラックは前の車にまたくっついていく。しかも、左右にぶれてもいる感じだ。
松本での約束の時間にはまだかなり余裕がある。ゆっくり国道19号線を楽しませてもらうつもりで、制限時速50キロを守った走りをする。(ほかでは? 守ってますよ。でも少しうそ)
国道19号線は今でこそ長野自動車道に客を取られてしまった感があるが、名古屋から長野へ至るれっきとした2桁国道である。その主要部分は塩尻あたりから土岐までの中仙道だ。中山道自体は、塩尻から小諸方面への山越えと、土岐から美濃加茂へ抜ける道と国道19号線とは完全に一致してはいないが、とにかく本体を国道として名古屋と長野という主要都市を結ぶ幹線道路であったのだ。
今は確かに交通量は少ないが、やはり整備された道で走るのは快適である。急ぎでないのなら、高速道路の必要ないだろう。高速とはまったくコースが違う犀川沿いの景色を楽しみながら走ることもできるのだ。
犀川の流れは名古屋に向かう方向とは反対だ。つまり松本は長野よりもうんと標高が高いところということになる。延々と流れて、長野で千曲川と合流、そして最終的には日本海に流れ込む信濃川となる国内最長の川である。(明日名古屋に帰る153号線にはこの川の始点があるのだ)
この犀川はダムがある。このダムの保水量が半端じゃないように思うのだ。道路ぎりぎり、途中で見た犀川にかかる橋の桁下数メートルが水面だ。こんな水面の高いダムは始めて見たかと思う。もう一つ気づいたのは、このあたりは砂地だということ。太古の世界では海だったのか、砂地が隆起してできた山のようで、時折土砂崩れの跡や、波打った縞模様の地肌を見せているところに出会う。
温泉の多い信州長野なので、火山が多く、溶岩性の土地かという思いがあったのだが、どうもそうではなく、温泉が多いのは土地が隆起するほど横からの圧力が強いということの証明なのかもしれない。もっともその圧力の出口が浅間山なのだろうし、火山性になると思うのだが、よく考えてみると長野県の活火山というのは浅間以外にあるのかな???この国道19号線の場合は木曽福島の西に御岳というやはり活火山があるが。
** 次回は、19号線長野、松本間にある道の駅 **